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2005年12月20日
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テーマ:競馬予想(63366)
カテゴリ:分析
では今回は残りのレースについてです。
重複しますが最初に年度別の傾向を載せておきます。

96年 天皇賞秋     3着  天皇賞秋   4着  OP(2000M )   3着
97年 JC        5着  宝塚記念   1着   JPC         2着
98年 アルゼンチン杯 6着  天皇賞秋   5着   JPC        10着
99年 毎日王冠     1着  JPC      1着  ステイヤーズS   2着
00年 JPC        1着  JPC      2着  JPC         5着
01年 菊花賞      1着  JPC      10着  JPC        14着 
02年 JPC       3着  京阪杯      5着  アルゼンチン杯  2着
03年 JPC       3着  菊花賞      2着  菊花賞        4着
04年 JPC       1着  凱旋門賞   17着  天皇賞秋      10着 


■JPC  8頭
古馬のローテーションと言えば必然的にこのレースからの好走馬は多いですね。
冒頭でも書きましたが10年近く前の現象としてはJPCを避けて天皇賞秋から直行する馬が主流でしたが、99年くらいからJPCでの好走馬が有馬記念でも好走するようになりました。

※天皇賞秋・JPC・有馬記念の関連性
これは関連は微妙ですが天皇賞秋・JPC・有馬記念の3レースを制覇すると特別ボーナスを得られる様になったからJPCをスキップしない傾向になったのかもしれませんね。
その為に99年スペシャルウィーク・00と01年テイエムオペラオー・02と03年シンボリクリスエス・04年ゼンノロブロイがこのG1を3レース挑戦しています。
この状況前で記憶上では97年エアグルーヴが唯一好走した馬ですが、天皇賞秋1着⇒JPC2着⇒有馬記念3着と距離が延びる毎に着順を落としています。
実際に『距離延長』を3レース続けて好走するのは大変充実していないと苦しいと思いますので勢いはどの馬もありましたね。
☆97年エアグルーヴは牝馬で天皇賞秋を制覇し、JPCでも2着と連対した。
☆99年スペシャルウィークは秋初戦の京都大賞典は調整不足で惨敗も天皇賞秋とJPCを連続で1着と結果をキチンと出した。
☆00年テイエムオペラオーは00年は7連勝と全てG2以上という内容が桁外れでしたので勢いはあり過ぎるくらいでした。
☆02年シンボリクリスエスは3歳馬ですが天皇賞秋を斤量の恩恵はありましたが時計も優秀で古馬のG1好走馬を圧倒し、JPCでは外国馬に負けましたが日本馬では最先着の3着で1番内容も良く、着差も0.1秒と差がなく有馬記念には先着馬が出走しないのが良かった。
☆03年シンボリクリスエスは天皇賞秋は『休養明け』でしたがHペースだった事もあり好走しました。JPCは渋化馬場で馬場状態が悪くて運がありませんでしたが、先行した2頭以外では1番良く、3着も力負けでは無かった。
☆04年ゼンノロブロイは秋初戦に京都大賞典を使い天皇賞秋で『距離短縮』を決めたし、展開も速い展開で1着になった。JPCは展開が落ち着いて天皇賞秋とは異なった条件でも圧勝した事は本当に充実していないと好走出来ない(昨年の有馬記念での日記に書きました)
と、好走した馬は天皇賞秋を1着になり、JPCでは3着以内に入っている馬でした。
その為に条件が異なったレースでも結果を出している事は特にG1でも条件がキツイので充実していないと出来ないと思うからです。

反対に☆01年テイエムオペラオーは00年と異なり、天皇賞秋2着⇒JPC2着と連続連対していますが01年と比較するのも可愛そうですが大阪杯では4着と00年の状態とは打って変わり充実と言う点では明らかに見劣っています。
ただ連続連対というのは確かに凄い事なんですが前年度が無ければ反対に『充実期』だったと推測出来ます。
他には同じ☆01年メイショウドトウも天皇賞秋3着⇒JPC5着⇒有馬記念4着と00年は同じローテーションで3連続2着と比較すると好走はしているのですが結局は連対出来なかったのですから勢いというか『鮮度』がやはり不足しているのでしょうね。

この事から今年は☆ゼンノロブロイが天皇賞秋2着⇒JPC3着という結果ですが04年では3連続1着と比較するなら相当危険な馬になりますね。
もしかすると馬券対象からハズレて4着以下になる可能性は少なからずあるという事になりますね。
実際に☆ゼンノロブロイを消すのは相当勇気がいるので現時点では買う方向ではいますが◎評価馬には出来ないという事になります。

※JPCの着順に注目
ではそれ以外の馬はどんな傾向になるのか?
秋G1の3戦の関連性はある感じですが、天皇賞秋⇒JPCで挑んでくる古馬の馬では少し気になった事がありました。
この2レースで天皇賞秋で1着になっている馬は『充実期』と勝手に決めましたが、別の馬は一体どーなんだろうって思いました。
簡単に言うと天皇賞秋とJPCの着順を比較すると天皇賞秋の着順が良くてJPCで悪かった馬の好走が目立つのが特徴でしょう。
実際に挙げますと(天皇賞秋とJPCの2レースに出走した馬に限定します)、天は天皇賞秋、JPはJPC、有は有馬記念です。
04年 ヒシミラクル      天16着  JP9着  有14着
03年 ツルマルボーイ    天2着  JP15着  有4着
02年 ナリタトップロード   天2着  JP10着  有4着
02年 エアシャカール    天4着   JP12着  有9着  
02年 テイエムオーシャン  天13着  JP9着  有10着
00年 ダイワテキサス    天9着   JP5着   有3着
と、実際に馬券対象になった00年ダイワテキサスはこの内容とは合致しませんが、注目は有馬記念4着馬だった2頭が注目です。
確かに馬券対象ではありませんが、JPCというレースは物凄いレースなので『疲れ』が残りやすいレースなんでしょうね。
その為にJPCで負ける事で『疲れ』を残さないで有馬記念で好走するのでしょうね。
04年ヒシミラクルの様に2走共に掲示板に載らなかった馬は割引だと思いますが、残りの3頭は天皇賞秋で掲示板に載っていますのでこの要素も注目したいと思います。

JPC2着馬の成績を調べてみると、過去10年で有馬記念に出走した馬は8頭いて(0・1・1・6)と見事なまでに成績が悪いですね。
しかも2・3着馬は≪※天皇賞秋・JPC・有馬記念の関連性≫の条件に合った2頭だけという結果になりました。
少し調べてみると、JPCの前走ではほとんどの馬が好走して2レース続けて好走している馬がほとんどでこの8頭の2走前の着順は(4・3・0・1)と04年コスモバルクが菊花賞で4着になっていますが好走と言える内容で他馬は全て2連続連対していた馬でした!!
これは≪※天皇賞秋・JPC・有馬記念の関連性≫の場合とは異なり、天皇賞秋以外のレースを使って好走した馬の場合では全くの正反対になるケースが目立ちます。
とすれば、JPCでの2着に好走というのは相当『疲れ』が残る可能性があると思えます。
『充実期』ならリズムや『鮮度』で耐えれそうですがJPCという一番の激しいレースでの好走がただの好走ではなく激走という状況になるのかもしれませんね。
その為に03年と04年の菊花賞⇒JPCで好走した馬が有馬記念では好走出来ないという関連性がありそうですね。
ならば反対に天皇賞で好走した馬がJPCで好走しなかった為に『疲れ』を残さないで好走しそうな感じになるのでしょう。(ただ馬券対象にはなっていない馬が多いのですが…)


【まとめ】
1.天皇賞秋⇒JPCのローテーションの馬で天皇賞秋が1着(JPC1着のみというケースはありませんが)でJPCは3着以内の馬は『充実期』と考えられるので勢いはあるので評価する
2.反対に天皇賞秋⇒JPCのローテーションは『疲れ』が残りやすいのでなるべくJPCは着順を落として『疲れ』を軽減させたい
3.2年連続で同じローテーションで参戦する昨年の好走馬は今年も『鮮度』があるか判断する事
4.JPC2着馬は好走した反動が気になるので◎評価馬にはしない方が良いので押さえまで


■ステイヤーズS  0頭
このレースは過去10年の成績を見ても3着馬が1頭と連対馬がいないレースでもあります。
昨年の日記にも書きましたが基本的に『距離短縮』の有利性はあると思います。
なのに3着馬1頭と悲惨な状態で不思議な思いがしました。
有馬記念に出走する前走の代表的なレースと言えば、☆JPCで古馬の出走馬の多くはここから出走するので『距離延長』馬が多くいるなかで『距離短縮』の馬の有利性はあっても良いと思いますが現実的に成績が悪い傾向です。
反対に☆菊花賞組は同じ『距離短縮』でも好走馬が多いだけに原因がありそうです。
まず☆菊花賞と違うのは『対戦ストレス』があると思います。
☆菊花賞からの参戦馬は古馬との対戦が初めての馬が多いですし、古馬のG1級の馬との対戦が無いだけに恐がらずルーキーな感じなので臆する事がないのでしょう。
反対に☆ステイヤーズSの馬は古馬のレースで『鮮度』というと強調出来る事はないのでしょうしね。
G1級の馬との対戦経験馬はいるだろうし、『鮮度』的は臆する馬が多いですしね。
3着馬の1頭はテイエムオペラオーで古馬との対戦はこの時点では☆京都大賞典から2レース目だったのですが古馬との対戦が少ない事と成績も好結果だったのでリズムも良かった。
04年ダイタクバートラムは4着でしたが最後は物凄い脚を使っていたのは今でも覚えています。
この馬は有馬記念まででは、中山コース適性は(1・2・2・0)と相性は良いのですし、鞍上も武豊騎手だったので最後まで悩みましたが。
中山適性がある馬は☆アメリカンボスの様に好走する可能性を秘めていますので走り易い傾向はありますね。
しかも04年は展開が激しかったので後方から追い込んで『距離短縮』効果を活かす事が出来る展開になった事が良かったです。
つまり『距離短縮』効果が発揮し易いような速目の展開になる事で辛さが影響する展開なら面白いと思います。
それに過去10年のステイヤーズSの連対馬を見るとG1で連対経験のある馬もいますが、G1勝ちという点に注目すると99年テイエムオペラオーしかいないんですよね。
他には後の有馬記念2着馬になったメジロブライトがいますが翌年の天皇賞春を制覇していますので該当はしません。
かなり強引な結論ですが今年は☆デルタブルースが出走予定していますので注目してみると面白いかもしれませんね。

【まとめ】
1.ステイヤーズSからの3着以内に好走する馬が過去10年で1頭だけなので◎評価馬は適切では無い。
2.『距離短縮』という有利さはあるが、重賞を多く走っている馬は『鮮度』が無いので好走は難しい。
3.現時点ではG1連対馬の出走も多いが好走していなく、G1勝ちの馬が3着なので押さえるのも面白い。


■最後に
本当は今回のレース以外からの参戦馬はいるのですが主流であるレースに絞って書きました。
次回はとつお的各馬診断を書きたいと思います。





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最終更新日  2005年12月20日 00時55分37秒
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