12日の日経平均 8,235.87 ▼484.68
<日経平均>8,235.87 ▼484.68 <東証一部>出来高 30億2,881万株値上がり銘柄数 252値下がり銘柄数 1,408<為替>89.80 ▼2.70 米自動車の救済難航を受けて輸出関連中心に売り急ぐ動き 日経平均大幅反落 後場の日本市場は急落となりました。後場の寄付き前に米自動車大手救済法案が難航していると伝わり、日経平均は前引けから大きく値を下げ寄り付いた後、下値を探る展開となりました。為替が様々な通貨に対して円高に振れたことも売りを急がせる要因となり、日経平均は一時8,100円を割り込む水準まで下落、その後円高が一服したことなどを受けてやや切り返す格好となりましたが、目立った反発は見られず戻りは限定的となりました。 主力株はほぼ全面安となりました。辛うじて、原油価格の上昇を背景に資源エネルギー株の一角が堅調、電力や電鉄などにも底堅い銘柄が見られましたが、米自動車大手に対する救済難航が伝わったことから自動車やハイテクなどの輸出関連銘柄が軒並み下落、機械や海運といった新興国関連も軟調となったほか、前場段階で堅調だった非鉄や商社、銀行なども下落に転じ、指数を押し下げました。小型株も後場に入って売り優勢の展開となり、日経ジャスダック平均や東証2部株指数は軟調、東証マザーズ指数も大幅安となりました。 米自動車大手に対する救済法案が合意に達しなかったことで米国の景気悪化が一層深刻化するとの懸念が強まったことに加え、為替が大きく円高に振れたことも外需関連を中心とした収益悪化懸念に拍車をかける格好となりました。日経平均は今週やっとの思いで抜けてきた8,500円水準を再び割り込み、地合いの不安定さを改めて認識したような印象です。来週も米国では重要な経済指標の発表が多く控え、FOMC(連邦準備理事会)も予定されています。より一層様子見気分が強まるものと思われ、米国市場次第ではもう一度下値を確認しに行く場面もあるのかもしれません。≪NY株式相場は大幅反落・失業保険申請件数の急増嫌気≫□ダウ平均 :8565.09(▼196.33)□ナスダック :1507.88(▼ 57.60)□日経225先物:8450 (▼230:大証比)□為 替 : 91.50-60□金価格 : 826.60(△17.80)□WTI原油先物: 47.98(△ 4.46)□売り :2720万株□買い :2650万株□売越し: 70万株 救済法案をめぐって情報が錯綜する中、「米民主・共和両党の修正協議が物別れ」との情報が伝わった。米株価指数先物やアジア株が軒並み急落し、為替は一時1ドル=88円台前半まで円高が進んだことから、日経平均が下げ幅を632円に拡大する場面もあった。公的資金の流入観測もあって、一巡後は下げ渋った。「米金融安定化法案の枠で救済することになるか、あるいは破たんして白紙に戻すか。どちらにしても市場の混乱は計り知れない。目先、8500円で上値の重さを意識する展開に逆戻りか」(中堅証券値上がり率上位10社No 銘柄 現在値 前日比率 1 8880 飯田産業 356 23.61% 2 8515 アイフル 275 18.03% 3 8597 SFCG 3,390 13.57% 4 4614 トウペ 81 12.50% 5 6915 千代田インテグ 1,230 11.92% 6 6759 NECトーキン 273 8.33% 7 4295 フェイス 8,390 7.98% 8 4714 リソー教育 3,570 7.53% 9 2168 パソナグループ 45,650 7.29%10 6731 ピクセラ 133 7.26%値下がり率上位10社No 銘柄 現在値 前日比率 1 5721 エス・サイエン 3 -25.00% 2 7241 フタバ産業 191 -22.36% 3 6793 山水電気 5 -16.67% 4 8910 サンシティ 1,425 -14.41% 5 9681 東京ドーム 315 -14.40% 6 6453 シルバー精工 6 -14.29% 7 7259 アイシン精機 1,116 -13.29% 8 8878 日本綜合地所 133 -13.07% 9 7282 豊田合成 977 -12.77%10 7312 タカタ 617 -12.73%米自動車大手に対する救済難航を受けて輸出関連中心にほぼ全面安郵船航空 (9370) 953円 ▼71 円 :100株単位 航空輸出重量の対前年同月比の大幅な悪化が続いていることから、業績への懸念が高まり、大幅安となりました。 大阪チタ (5726) 2,255円 ▼230 円 :100株単位 米ボーイング社「B787」の生産遅れや旅行者の減少による欧州エアバス社の生産調整などを理由に、外資系証券が弱気の投資判断を発表、大幅安となりました。 ソフトバンク (9984) 1,408円 △24 円 :100株単位 NTTドコモ、KDDIが新販売方式導入の反動により、会計上の減益局面を迎えざるを得ないなか、ソフトバンクはすでにその影響が一巡しているとして、外資系証券が強気の投資判断を発表し、堅調となりました。 NECトーキン (6759) 273円 △21 円 次世代エコカーの自動車重量税免除について自民・公明両党が合意したことから、ハイブリッド車などの普及が拡大しその恩恵を受けるだろうと期待され、大幅高となりました。 トヨタ (7203) 2,760円 ▼310 円 :100株単位 米自動車大手に対する救済策が最終合意に達しなかったと報じられたことから米国景気の一層の悪化が懸念され、また大幅に円高に振れたことも嫌気されて大幅安となりました。 ドーム (9681) 315円 ▼53 円 主力の東京ドームはプロ野球クライマックスシリーズの開催などで好調だったものの、投資有価証券の評価損を計上したことなどが響き、08年2-10月期の連結純利益が前年同期比48%減となったことから、大幅安となりました。 ・NY金先物相場が2カ月ぶり高値 原油も急伸・08年の世界石油需要、25年ぶりの減少 IEA予測・スイスがゼロ金利政策、0.5%利下げ 金融危機下、主要国初・政投銀、CPを直接購入 政府検討、企業の資金繰り支援で・消費税、税率上げ時期明示せず 税制改革中期プログラム・日銀、景気の現状判断を下方修正へ 「悪化」を軸に検討・08年冬ボーナス、全体で0.8%減 冬交渉企業、3.67%減 ・個人向け普通社債、発行額過去最高に 前年比3.5倍・日興シティ信託の売却先、三菱UFJ信託が有力 月内にも決定・日本の新BS放送、米NBC名乗り 映画やドラマを有料で・スズキとマツダ、エンジン開発効率化 環境車に資源配分・東洋紡、マットレス素材の生産2.5倍 医療・介護に新用途・エルピーダ、CB500億円繰り上げ償還 数百億円増資を検討・アサヒ・日航、国内排出量取引に参加 CO2削減目標達成急ぐ・電機、生産調整を加速 シャープは小型液晶ライン閉鎖 ・ボーイング「787」納入さらに延期 4度目、ストなど理由に半年・ハウス食株の一部、スティール売却――保有比率7%以下・伊藤忠、ギリシャで太陽光発電 現地企業に40%出資・全日空、設備投資を最大2000億円削減 4年で・三菱倉庫の来期純現金収支 赤字100億円強・鹿島、有利子負債12%増 今期末5300億円・富士電HD、純現金収支350億円黒字 今期・ロングライフの前期、経常赤字1500万円・イオンやヨーカ堂、衣料品など値下げ 5割値引きや3割返金・モロゾフの2―10月、単独営業赤字2億円 原料高響く・豊田通商とデンソー、携帯電話販売事業を統合・東京ドームの2―10月、巨人セ優勝でも純利益48%減・デンヨーが自社株買いを発表――上限は発行済み株式の1.23%・オートW、第三者割当増資と新株予約権の発行で最大20億円調達・ケア21の前期、純利益4.7倍 老人ホーム満床で採算改善・ケネディクスの今期、75億円の最終赤字 無配に・富士火、157億円の第三者割当増資 AIGグループに・第一三共、高血圧症治療剤の国内製造販売を承認申請・トヨタ、コンパクトカー「iQ」を米国に投入へ 小型車でてこ入れ・Drシーラボ、8―10月期の連結純利益40%減 販促費など利益圧迫《新規上場》 2186 ソーバル 公開価格600円