2日の日経平均 7,863.69 ▼533.53
<日経平均>7,863.69 ▼533.53 <東証一部>出来高 18億8,919万株値上がり銘柄数 154値下がり銘柄数 1,516<為替>93.11 ▼1.94 日経平均の8,000円を挟んで方向感のない展開続くも、引けにかけては急速に売られ安値引け 後場の日本市場も上値の重い展開が続きました。日経平均は後場寄りこそ下げ幅を縮小して始まりましたが、寄り付きの買い一巡後は買い気が続かず再び下げ幅を拡大、前場同様に8,000円を大きく割り込むところでは押し目買いや買戻しなどから下げ渋る動きとなりました。心理的な節目である8,000円を挟んだ売り買い交錯がしばらく続きましたが、引けが意識される時間帯になると先物主導で売り急ぐ展開となり、為替が再び円高方向に振れ始めたことも売りを加速する要因となって、結局日経平均は7,900円を割り込み安値引けとなりました。 主力株はほぼ全面安となりました。原油安メリットのある電力・ガスの一角は堅調、ディフェンシブ銘柄として電鉄なども下げ幅は限定的となりましたが、一方で原油や貴金属などの下落を受けて商社株など市況関連銘柄が大幅安、円高や世界的な景気の減速から鉄鋼株やハイテク株などの外需関連の多くが軒並み軟調となったほか、銀行・証券などの金融株も冴えない値動きとなりました。小型株は主力株ほどの下落は見られなかったもの終始軟調となり、日経ジャスダック平均は軟調、東証2部株指数や東証マザーズ指数も大幅安となりました。 各国で発表される経済指標に景気の減速が顕著に表れており、為替も相変わらず円高水準にあることから、企業業績の悪化を懸念した売りが集まり大幅安となりました。各国が相次いで金融対策や景気刺激策を打ち出していますが、実体経済の悪化が目立つなかでは、景気の先行き、企業業績に対する不安が強く、なかなか起爆剤とならないようです。米国の景気悪化に底入れ感が出てくるまでは、短期的な反発はあっても本格的に戻り歩調となることは難しいのかもしれません。しばらくは経済指標と政府の対応の綱引きとなりそうです。≪NY株式相場は急反落・利益確定売り・「米景気後退」宣言も≫□ダウ平均 :8149.09(▼679.95)□ナスダック :1398.07(▼137.50)□日経225先物:7760 (▼640:大証比)□為 替 : 93.15-25□金価格 : 776.80(▼42.20)□WTI原油先物: 49.28(▼ 5.15)□売り :2490万株□買い :1610万株□売越し: 880万株前場から、現地2日の米ビッグスリー(自動車大手3社)の再建計画提出を控え、様子見ムードが広がり、後場も動意の乏しい展開となった。ゴールドマン・サックス・グループが9~11月期で20億ドルの赤字に陥る可能性があると報じられ、警戒感から、引けにかけて先物主導で下げ基調を強め、一段安となった。市場からは「豪利下げに対する反応が薄かったことでも分かるように、政策期待は薄れ、景気後退懸念が強まっている。ただ、米ビッグスリー再建策については一時的に反応しても、今後の方向性を定めるほどの材料とは思えない」(大手証券<値上がり> 1 9947 イマージュ +18.03% +33 216 2 8902 パシフィック+14.20% +500 4,020 3 6728 アルバック +10.77% +100 1,028 4 9787 イオンデ +8.36% +200 2,590 5 2371 カカクコム +6.09% +20,000 348,000 6 8904 サンヨー名 +5.79% +4,100 74,900 7 6208 石川製 +5.76% +3 55 8 3521 エコナック +5.71% +2 37 9 8291 東日CLG +5.45% +3 58 10 4549 栄研化 +5.42% +32 622<値下がり> 1 8648 バンクオブ -21.59% -358 1,300 2 8710 Citi -21.05% -172 645 3 5721 Sサイエンス -16.66% -1 5 3 6793 山水電 -16.66% -1 5 5 8685 A I G -14.83% -31 178 6 5917 サクラダ -14.28% -1 6 7 7735 スクリーン -13.60% -23 146 8 5714 DOWA -13.46% -42 270 9 3105 日清紡 -13.18% -87 573 10 4671 ファルコ -12.64% -98 677ディフェンシブには底堅い銘柄が見られるものの、原油・貴金属価格の下落を受けて市況関連が安い大正薬 (4535) 1,696円 △4 円 改正薬事法の全面施行による恩恵を享受するだろうとして外資系証券が投資判断を引き上げたことから、底堅い動きとなりました。 アルバック (6728) 1,028円 △100 円 :100株単位 新世代の小型電池として注目されている薄膜リチウムイオン二次電池の一貫量産技術を開発したと発表、業績拡大期待から買いが集まり、ストップ高となりました。 東ガス (9531) 455円 △18 円 原油先物相場の急落や円相場が上昇していることから、原燃料の輸入コスト低下などが期待され、大幅高となりました。 伊藤忠 (8001) 417円 ▼58 円 原油価格が大幅に下落していることに加え、米国メキシコ湾で進めていた原油・天然ガス田の開発を中止すると発表したことも悪材料となり、大幅安となりました。 日電硝 (5214) 491円 ▼59 円 LCDガラスの値下げ幅が大幅に拡大していることなどを理由に外資系証券が投資判断や目標株価を引き下げ、大幅安となりました。 ダイキン (6367) 2,155円 ▼240 円 :100株単位 景気減速による需要の減少で欧州向けエアコンの減産に入ったと国内紙が報じたことから、業績悪化などを懸念した売りが集まり、大幅安となりました。 ・オバマ氏、クリントン長官発表 米新政権の布陣固まる・フォード、ボルボの売却検討 経営再建、自助努力訴え・中国の09年経済成長率9.3%へ下方修正――政府系シンクタンク・資金調達、逼迫間強まる 銀行間金利、14日連続上昇 ・中小企業対策、金融相・経済産業相ら銀行に要請へ・温暖化防止、条約締結国会議が開幕 金融危機でも対策加速を・トヨタグループ、希少金属を自力調達 ベトナムで権益など・iPS細胞を20社に 山中教授会見、新薬開発へ有償提供 ・11月の大手百貨店、軒並み減収 振るわぬ消費、年末商戦に暗雲・三菱重工、大型客船の建造再開を延期 クルーズ需要減退・ファミマ、中国に3倍500店 3年内に、伊藤忠の物流網活用 ・タイ空港占拠1週間、日本企業の部品調達に遅れ・DRAM、1ドル割れ 採算ラインの半分以下に・第一三共など製薬各社、日米欧アで同時治験 新薬の開発期間短縮・スズキ、インド販売26%減 11月、今年最大の落ち込み・ダイキン・三菱電機・日立AP、欧州向けエアコンを減産 ・ニチレイ、野菜集荷・販売 生産法人と組合、まず千葉で・東芝エレベーター、昇降機販売の香港企業を買収 中国で事業拡大・「ユニクロ」、ロシア進出 来年にも、海外7ヵ国目・トヨタ、ハイブリッド車向けレアアース自力調達へ・フジクラ、協調融資で150億円調達・セントラルスポーツ、メタボ対策で保健指導 運動と組み合わせ・小池酸素、独に汎用切断機の開発拠点 建機向け強化・オンキヨー、デスク型低価格PC投入 音楽機能の高さ武器に・NEC、今期の純現金収支ゼロに 買収積極化で投資膨らむ・デル、低価格パソコンの上位機種も値下げ 最大3万5000円 ・サンデンの自動車機器部門、3期ぶりの営業減益に 09年3月期 ・くらの前期、単独税引き益63%減 不採算店舗を減損・伊藤忠、メキシコ湾での原油・ガス田開発中止 埋蔵量少なく・神鋼、減産幅を計画比3倍に拡大 自動車向け需要低迷・神鋼、インド鉄鋼大手と提携を発表・アルバック、薄膜リチウム二次電池の量産技術を開発・野村、1100億円のCBと上限3000億円のSBを発行・日本郵政・イオン提携、電子マネーで「ゆうパック」代金引換・積水ハウスの2―10月期、純利益19%減 有価証券評価損響く・TBK、三菱重と資本・業務提携 ターボチャージャー生産で連携強化