<日経平均>
12,738.31 ▼587.63
<東証一部>
出来高 12億0,194万株
値上がり銘柄数 109
値下がり銘柄数 1,582
<為替>
106.20 ▼0.13
世界的な株安を受けて日経平均大幅続落 13,000円割り込む
21日の米国市場は祝日のため休場となりましたが、アジアや欧州の株式市場が軒並み大幅下落となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)も売り越しと伝わったことから、日本市場も大幅安となりました。主力株は軒並み売り気配で始まり、日経平均は心理的な節目とされていた13,000円もあっさりと割り込み、その後も下げ幅を拡大していきました。日経平均の12,700円を割り込む局面からはようやく下げ渋る動きが見られ、いったん戻り歩調となりましたが、引けにかけては再び売り直される格好となりました。日経平均は下げ幅600円近い大幅下落となっています。
主力株はほぼ全面安となりました。米国景気悪化が懸念され自動車株など輸出関連銘柄が下落、世界景気の減速懸念も高まり商社株や非鉄株、機械株、鉄鋼株といった素材関連株や新興国関連銘柄も大きく値を下げ、世界的な信用不安から銀行株・証券株や不動産株も下落となりました。ガス株や電鉄株、薬品株といったディフェンシブ銘柄も軒並み軟調となっています。小型株もほぼ全面安となっており、日経ジャスダック平均、東証2部株指数、東証マザーズ指数は大きく下落しています。
米国の景気刺激策に対する失望感から他の海外市場も大幅な株安となり、世界的な信用収縮の動きが嫌気され日本市場も大幅続落となりました。朝方に比べ為替動向が落ち着いてきたことで、警戒されていた円キャリー取引解消懸念が少なからず後退したと思われたのですが、他のアジア市場が急落となったことに引きずられ、せっかく戻り歩調となっていた相場も再び下げ基調となってしまいました。世界的に株安が連鎖していることから普段にも増して神経質な地合いとなっており、後場も為替動向や外部環境の悪化、先物動向などに振らされる展開となりそうです。
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最終更新日
2008.01.22 12:23:09