<日経平均>
13,013.92 △184.86
<東証一部>
出来高 10億8,852万株
値上がり銘柄数 1,486
値下がり銘柄数 182
<為替>
106.55 △0.03
米国株高を好感、主力株に買戻し進む 日経平均大幅高
23日の米国市場が大幅反発となり、シカゴ市場の日経平均先物も堅調となったこと、また寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)も金額ベースでは買い越しと伝えられたことなどから、買い先行の始まりとなりました。日経平均は寄り付き後まもなく心理的な節目となる13,000円を回復し、その後も底堅い堅調な地合いが続きました。
底堅さが好感され先物へのまとまった買いなどから一段高となる場面もありましたが、積極的な買い気が続かず、引け間際には戻り売りなどに押され上げ幅を縮小する格好となりました。日経平均は13,000円台前半で前場の取引を終えています。
主力株はほぼ全面高となりました。薬品株や食品株などのディフェンシブ銘柄はこのところ底堅い動きが続いたことで冴えない動きとなりましたが、米国市場で信用不安が薄らいだことから、国内の銀行・証券株や不動産株が大きく上昇し、米国株の反発を好感して値がさハイテク株や自動車株など輸出関連銘柄も堅調となりました。
足元の業績が好調ながら世界的な景気減速懸念により売られていた鉄鋼株や海運株、機械株なども見直し買いが進み値を上げています。小型株も売られ過ぎの修正などから堅調となり、日経ジャスダック平均は堅調、東証2部株指数や東証マザーズ指数は大幅上昇となりました。
金融保証会社に対する資本注入が検討されていることが伝わり、米国市場が大幅上昇となったことで日本市場も堅調な展開となっていますが、引き続き米金融機関の信用不安や米国景気の減速懸念は根強く、主力株への見直し買いも限定的となっています。
信用収縮懸念が後退していると見られることから引き続き堅調な地合いが期待できそうですが、新たな悪材料を恐れて市場は慎重な構えを崩しておらず、後場も上値の伸び悩む展開が続きそうです。為替や海外市場の動向によっては、先物などへのまとまった売り買いにより、相場の方向が大きく動くかもしれません。
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最終更新日
2008.01.24 12:27:10