●2月の消費者物価1.0%上昇、10年ぶり伸び率・原油高などで
消費税率上げで物価が上がった時期(97年4月―98年3月)を除くと、
94年5月以来13年9カ月ぶりの1%台だ。大田弘子経済財政担当相は
「景気が踊り場にさしかかり賃金が上がらない中で、決していい物価上昇
ではない」と指摘。「消費者心理への影響を懸念している」と語った。
日本経済新聞 3月28日
●穀物、原油価格の高騰に伴う食品や日用品の値上げが続いているが、
年度替わりの4月から商品やサービスの値上げが一気に拡大する。昨年
からの値上がり品目数は「1970年代の狂乱物価以来」との指摘も
ある。特に4月からの小麦価格の大幅な上昇で、パンやめん類など主食
に使われる食材の再値上げは避けられそうになく、家計を直撃しそうだ。
http://mainichi.jp/select/biz/news/images/20080328mog00m040006000p_size8.jpg
毎日新聞 3月28日
●値上げは困るが、「食」の安全のためならやむを得ない――。
電通が実施した意識調査で、消費者のこんな志向が浮かび上がった。
調査は20~69歳の男女1000人を対象に2月末から3月にかけて
実施。それによると、相次ぐ食品などの値上げが「非常に家計を圧迫し
ている」「やや圧迫している」と答えた人が54%を占めた。
だが、「非常に圧迫」と答えた人の6割は「安全性について信用できる」
ならば値上げを受け入れるとした。今後の買い物で重要視するのは低価
格か、安全性かを尋ねた質問でも、「安全性」を選択した人が65%に
のぼった。
朝日新聞 3月30日
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最終更新日
2008.03.31 10:55:36