<日経平均>
8,488.95 ▼234.83
<東証一部>
出来高 7億4,801万株
値上がり銘柄数 223
値下がり銘柄数 1,378
<為替>
90.34 △0.51
米国株安や相次ぐ業績下方修正を受けてほぼ全面安 日経平均大幅下落
日本市場が休場中に米国市場が軟調となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)も売り越しと伝わったことなどから、日本市場も売り先行の始まりとなりました。日経平均は寄り付き後しばらくは8,600円水準で揉み合いましたが、上値の重さが確認されるとじりじりと下げ幅を拡大、心理的な節目でもある8,500円を下回る展開となりました。その水準からは下値を売り込まれることはなく下げ渋りましたが、目立った反発も見られず、前場の日経平均は安値圏での引けとなりました。
主力株はほぼ全面安となりました。ディフェンシブ銘柄としてガスや陸運などの一角には堅調となる銘柄も見られましたが、米国株の下落や相次ぐ業績の下方修正などを受けて自動車株などの輸出関連銘柄が安く、商社株や石油関連株なども原油価格の下落を受けて軟調、銀行・保険といった金融株も米国での金融株安の流れを引き継ぎ軟調となり、指数を押し下げる要因となりました。小型株も売り優勢の展開が続き、日経ジャスダック平均や東証2部株指数は軟調、東証マザーズ指数は大幅安となりました。
自動車産業などを中心に業績の下方修正が相次ぎ発表されるなか、経済指標の悪化などから米国市場が軟調となり、日本市場も幅広い銘柄に利益確定売りなどがかさみました。為替が再び円高方向に振れ始めていることも、業績の悪化に対する懸念を強め、相場の重しとなっているようです。後場も日経平均の節目と見られる8,500円水準で底堅さが期待されますが、海外のクリスマス休暇を控えて商いも薄く、後場も買い気に乏しい展開が続きそうです。為替などの動向次第では、一段安となる場面もあるのかもしれません。
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最終更新日
2008.12.24 12:17:41