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テーマ:吹奏楽(3400)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2018.12.16(日)14:00開演
場所 :軽井沢大賀ホール(784名収容) 長野県の東端、避暑地でも有名で別荘が立ち並ぶ軽井沢で活動する軽井沢女声コーラス、借宿コーラス、軽井沢吹奏楽団のクリスマスコンサートに行ってきました。 今年は縁あって演奏者として参加させて頂くことができましたので、演奏者視点でもレポートさせて頂きたいと思います。 プログラム 第1部 軽井沢女声コーラス 1.冬 2.クリスマスソング・メドレー ママがサンタにキッスした、シルヴァー・ベル、ホワイトクリスマス 借宿コーラス 1.マリアの子守歌 2.サンタクロースがやってくる 3.ホームソングメドレー(イギリス編) ~アニーローリー、グリーンスリーブス、ロンドンデリーの歌~ 4.えがおの花を 第2部 軽井沢吹奏楽団 1.ディズニー・ファンティリジョン! 2.Carol Swingin'コレクション 3.ザ・クリスマス・ソング 4.カリプソ・クリスマス 5.交響詩「フィンランディア」 アンコール 6.すてきなホリデイ 7.聖夜(サイレントナイト) レポート ※第1部は出演の都合によりレポートが無いことを御容赦下さい。 ディズニー・ファンティリジョン! ニューサウンズインブラスとして今だに多くの団体に演奏されているディープ・パープル・メドレー、美女と野獣、グレン・ミラー・メドレーなどが同時に発表された当たり年'96のの曲ですが、この曲はファンティリュージョン・ファンファーレ、ファンティリュージョンのテーマ、歌とほほえみと、いつか王子様が、ワンソング、ホール・ニュー・ワールド、ひと足お先に、いつか王子様が、これが恋かしら、いつか夢で、パート・オブ・ユア・ワールド、美女と野獣、ホール・ニュー・ワールド、ファンティリュージョンのテーマ、グランドフィナーレが次々とリレーされていきますが、演奏するにあたっては鳴らすところはひたすら豪華に!弱奏部はとにかくかわいく小さくという感じでメリハリをかなり大きくつけると聴き手側にも曲が変わったインパクトがより伝わりやすいのかなと思いました。 Carol Swingin'コレクション ウインズスコアから発売されているいくつかのクリスマスメドレーのうちの1つですが、こちらはより正統的なクリスマスソングを集めた編曲という印象があります。収録曲は、神の御子は今宵しも、もみの木、グリーンスリーブス、きよしこの夜、牧人羊を、荒野の果てにの6曲ですが、これらを基本スイング調にしたもので、ご機嫌なドラムスにのって演奏してゆく感じです。こちらはとにかく正当派なので演奏していて本当にクリスマス気分を満喫できるというのが特徴かもしれません。 ザ・クリスマス・ソング アルトサクソフォーンをフューチャーした有名なクリスマスソングですが、とてもステキな曲と言えます。演奏にあたっては、フューチャー曲なのでソリストのアルトサクソフォーンを伴奏がいかに支えるかがカギというところですが、いわゆるコンツェルト的な吹き方で良いだろうか・・・という感じかもしれません。 カリプソ・クリスマス 南国のクリスマスを彷彿とさせる曲ですが、これを演奏するにあたりユーチューブで海外の団体が演奏しているのを参考演奏として聴いてみたのですが、大味な感じなのかな?!という印象がありました。演奏にあたっては、ウィーンの曲みたいに執拗なリピートがあり、スタミナ的にもなかなか大変な曲ではありますが、それもうまくかわしてスマートに演奏したら、思いのほかスッキリした曲になっていた印象がありました。 交響詩「フィンランディア」 指揮者の藤牧氏が題名のない音楽会で指揮を振った想い出の曲という紹介があり、演奏者も聴衆も気合が入ったようでした。またフィンランディアは歴史のある曲なのでアレンジがたくさんありますが、今回演奏のものは2011年版ということで、いろいろな意味で不具合が是正されているようで大昔にやった時のような演奏のしにくさがなくて、秀逸なアレンジと思いました。特に中間部の弱奏部の美しさは見事なもので、2019年の最後にこのようなステキな曲を演奏できて本当に良かったと思える内容でした。 すてきなホリデイ 竹内まりやのおなじみのクリスマスソングですが、同じウインズスコアのJ-BEST~定番!Xmasメドレー~にも収録されており、似た感じのアレンジになっているかと思いましたが、冒頭のソロがトランペットではなくクラリネットになっており、繊細な感じがしました。中盤以降の盛り上がりはとても心地よい音量でいく感じで、楽しくクリスマスを感じながら演奏できた感がありました。締めくくりは、フェードアウトで静かになって消えてゆく感がありました。 聖夜 最後は、本日の出場団体が合同で聖夜を演奏するというのが恒例になっているということで、軽井沢女声コーラス、借宿コーラスが上のステージ、軽井沢吹奏楽団は下のステージにて照度を落として幻想的な雰囲気の中でのフィナーレとなりました。 まとめ 今年は6月の定期演奏会に続いて11月の軽井沢吹奏楽祭、そしてこのクリスマスコンサートと軽井沢吹奏楽団の皆さんと一緒に演奏する機会を頂きましたが、いずれも大賀ホールを会場としており、他のホールには無い響きの感触を体験することができました。クリスマスコンサートでは、よく聴いて知っていた曲だったが演奏したことがなかったファンティリュージョンに初挑戦もでき、25年ぶりのフィンランディアも心に残る演奏ができたようでした。 これにて2018年の演奏会の旅は終了となりますが、また来年もやってゆきたいと思いますので、よろしくお願い致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 29, 2018 06:51:31 PM
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