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テーマ:吹奏楽(3400)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2023.10.9(月) 13:30開演
場所 :須坂市文化会館メセナホール(1,124名収容) Musikkapelle Nagano 第3回演奏会に行ってきました。 プログラム 前半 1.エルサレム賛歌(16分) 2.波の見える風景(9分)※高校1年生との共演 3.アルメニアンダンス パート2(20分)※高校2年生との共演 1.農民の訴え 2.結婚の舞曲 3.ロリの歌 後半 4.カンタベリーコラール(6分)※高校3校合同演奏 5.トッカータとフーガ BMW565(9分) 6.ビザンチンのモザイク画(23分) 1.降誕 2.エルサレムの神殿 3.復活の天使 ※ゲストとの合同演奏:飯山高校吹奏楽部、中野西高校ウィンドアンサンブル、須坂高校吹奏楽部 アンコール 7.コロニアルソング レポート エルサレム賛歌 オープニングから16分に及ぶ大曲ということで、この演奏会で主に取り上げられているアルメニアの讃美歌をテーマにした楽曲が朗々と奏でられました。1曲目でMusikkapelle Naganoのサウンドに強烈に取り込まれた感がありました。 波の見える風景 ゲストの飯山高校吹奏楽部、中野西高校ウィンドアンサンブル、須坂高校吹奏楽部の1年生の皆さんが加わっての演奏になりました。この曲は、真島氏の経歴紹介でよく取り上げられている印象がありますが、それだけに真島氏を代表する1曲として世に知られている訳で、その名曲を生で聴ける喜びを感じつつ楽しませていただきました。 アルメニアンダンス パート2 ゲストの飯山高校吹奏楽部、中野西高校ウィンドアンサンブル、須坂高校吹奏楽部の2年生の皆さんが加わっての演奏になりました。藤井先生の話ではパート1より難しいとのことで、そのせいもあってかパート1に比べて演奏機会も少ないので数年に1回しか聴くことができない楽曲という印象があります。そんな中で、2023年は、5月に相模原市民吹奏楽団のグリーンコンサートで演奏を聴く機会があり、このレアな楽曲を1年に2回も聴けたことが、何やら不思議な縁を感じるところがありました。改めて聴くパート2は、パート1に比べてどこか庶民的という印象があり、そこは同じアルメニアンダンスでもずいぶんと毛色が違うものだなと感じました。 カンタベリーコラール 高校3校合同演奏ということですが、高校生の皆さんに加えて編成上足りないパートでMusikkapelle Naganoのメンバーが加わっての演奏となりました。この曲は私も演奏したことがありますが、音楽を見つめなおすという意味でとてもよい教材になりうるのでは?と改めて感じました。 トッカータとフーガ BMW565 よく知られたバッハの名曲ですが、難易度が非常に高く私自身が所属楽団で取り上げた際は、なかなか曲が形にならず、練習時間の過半を費やして滑り込みで本番に間に合わせたという経験があり、それだけにこの曲を取り上げるには相当の覚悟がいるという印象で、ちょっと意地悪い言い方をするとMusikkapelle Naganoの皆さんのお手並み拝見という心意気で聴かせていただきましたが、演奏はとても素晴らしく感服した次第です。 ビザンチンのモザイク画 チェザリーニが教会のモザイク画を見た印象から作曲されたとのことですが、そういったインスピレーションからすると展覧会の絵と少し似たものがあるのかなと感じましたが、3楽章23分におよぶ大曲は弱奏の美しさ、強奏の重厚さと聴きどころ満載でした。 コロニアルソング アンコールは、楽曲について藤井先生から詳しい説明の後に演奏となりました。大曲揃いの演奏会の本プログラムとはちょっとチャンネルを変えた形でリラックスモードで曲に聴き入ることができた感がありました。 まとめ Musikkapelle Naganoとゲストの飯山高校吹奏楽部、中野西高校ウィンドアンサンブル、須坂高校吹奏楽部の皆さんは、10/7・8と当日の3日間のリハーサルで曲をまとめて演奏会に臨まれたとのお話がありました。通常だとアマチュアバンドでは、1つの演奏会を開くのに半年から1年は定期的に練習をして曲をまとめてゆくものですが、それを3日でまとめたということは藤井先生の指導はもちろんですが、奏者の皆さんのなみなみならぬ集中力の賜物によるものと聴きながら感じた次第です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 14, 2023 08:39:05 AM
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