|
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2023.11.20(月) 19:00開演
場所 :上田市交流文化芸術センター サントミューゼ小ホール(320名収容) 群響上田定期演奏会2023秋-関連プログラム 室内楽演奏会(木管五重奏)へ行ってきました。 プログラム 1.ドビュッシー:小組曲 小舟にて 行列 メヌエット バレエ 2.ラロ・シフリン:ニューオーリンズ 3.メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 作品12 第1楽章 アダージョ・ノン・トロッポ-アレグロ・ノン・タルダンテ 第2楽章 カンツォネッタ:アレグレット 第3楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ 第4楽章 モルト・アレグロ・エ・ヴィヴァーチェ アンコール 4.ラロ・シフリン:ニューオーリンズより後半部分 レポート ドビュッシー:小組曲 ドビュッシーらしい深みのある調べがとても印象的でした。小組曲ということで、4つの楽曲を1つ1つ間合いをとりながら演奏してゆく訳ですが、その場面転換もまた張り詰めた緊張感と聴き手にとってはそれが期待感につながり、とても上質なひとときとなりました。 ラロ・シフリン:ニューオーリンズ ニューオーリンズといえばつい11/5にBBBBで強く印象に残るところでしたが、いわゆるジャズとは毛色が違う音楽という印象があり、言ってみればガーシュウィンのパリのアメリカ人のニューオリーンズ版という風情で、演奏後に西川氏が「かなり難しくて…。」というお話もあり、パリアメも同様に難しいことが共通項なので、改めてこういう情景を表す楽曲は演奏側にとっては表現および技術的な難しさと表裏一体にあると感じた次第です。 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 作品12 演奏前の西川氏のお話でメンデルスゾーンについて触れられ、38歳で亡くなったがそれは西川氏の今の年であること。そして弦楽四重奏を木管四重奏で吹く難しさについても触れられ、弦楽四重奏だと同じ音色の楽器の合奏だが、木管五重奏は違う音色・音勢を持つ楽器のアンサンブルになるので、気遣うところが違ってくること。またそれゆえに弦楽四重奏とは違った魅力もあることのことでした。実際に聴いてみた感じとすれば、フルート、オーボエ、ホルン、ファゴット、クラリネットが絡み合う感じが終始続いて行き、それが木管五重奏の大きな醍醐味なのかなと感じました。 まとめ こちらの公演は、11/26に行われる群響上田定期演奏会2023秋の関連プログラムとして、本公演のチケットを持っていれば無料で聴くことができるという大変お得な計らいがなされていますが、本公演のポール・メイエ氏と西川智也氏のクラリネットコンチェルトに向けた前哨戦という意味合いもあって、その西川氏の生の声を聴くことができたのも大変素晴らしい機会となりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 25, 2023 02:22:44 PM
|