世界のスーパーリッチとの付き合いを絶つとき。
数ヶ月前のこと。一緒に共同に出資して、世界的にビジネスをやらないかと持ちかけられた。彼は、ITバブルのころ、海外で会社を作って売ったので、それを機にビジネスを拡大していき、かなりの資産を築いた。今でいうYou tubeやGoogleのもうちょっと規模の小さな会社を、上場して、売り抜けたと考えて良いだろう。xx百億という大金だ。私とは彼にとっては小さなビジネスだったのかもしれないし、その程度にしか見ていなかったともとれるが、彼は口で言うことと、行動が伴わない男でもあった。甘言をいい、皆をその気にさせるも、裏では全く違うことを考えている。私はそういったビジネスを良しとしない。まずは、その人が人間的にどうか?信頼できるか?で判断する。こっちが誠心誠意尽くしてやったことも、悪い相手と組むと、将来的にはとんでもない目をみるからだ。その相手が金持ちだろうと関係ない。悪魔に心をうっているのかもしれないのだから。私はお金をかせぐ以上に、人生を愛しているし、生き方を大切にしている。人間の生はあっという間だ。お金など、死んだら、手元にのこらない。そんな財産など生きている間の道具でしかない。より人生を有意義に、人生をよりドラマチックにする、私の目の前を流れる道具のひとつ、何かをなす為の術に過ぎない。私は、貧乏でも、心が綺麗な人を愛する。その人の人間性にひかれる。外見ににじみ出るのは、人間性だ。人は見た目で判断するのは非常に難しい。長い目でみると、人間は最初とずいぶん違ったりもする。私は人は見た目が9割というのは、正しいと思う。私の場合、10割でも良いくらい、人の見た目は重要だと思っている。ただ、第一印象と、中身は違うということだ。中身は見た目じゃわからない。長く付き合って、はじめて、弱さだったり、人間的な歪みだったり、ほんとうの部分がみえてくる。誘惑に負けない自分を誇らしく思う。ただ、馬鹿正直なだけかもしれないが・・・心はお金で買えないということだ。人の心ほど難しいものはないかもしれない。