ＲＯＳＥ　ＧＡＲＤＥＮ

よく「なんでも話せる人」と言いますが、
「なんでも話せる人であっても
逆にそのとき聞いてもらう必要でなければなにもかもを話す必要もない」
かもと思うことがありました。

今日の朝のローズと彼氏の会話でした。
何でそういう流れになったのかなあ～覚えてないのですが、
彼が「自分は基本的には人と話すのは苦手で、
でも人に嫌われたくはない。多分何かのトラウマがあるのかも」と
言い出しました。

ローズの日記を長く読んでいただいてる方はご存知だと思いますが
彼は基本的にはAB型で超辛口な人で（笑）ばっさばっさ切る人です＾＾；

「トラウマ？」そんなのがこの人にあったりしたんだって思いました。
（いや誰にでもありますけどね）
ただ彼から聞くのがはじめてのことだったので少し驚いたわけです。
その言葉の先になんらかの過去があったんだなというニュアンスは取れましたが
あえてそれを私は聞きませんでしたし彼もそれ以上は言いませんでした。

「そういえばお互いに過去の辛い経験とか、ネガティブなことは
あまり話したことないよね」って会話になりました。

例えば。
彼は片親で実のお父さんのことを非常に拒否していて、
「自分に父親はいない」と言います。
だけど今はお母さんと兄弟と仲良く楽しそうに生活しています。

実のお父さんのことは拒否しているけれど
それが「なぜ」なのか「なにがきっかけ」だったのか
詳しいことを聞いたことがないのです。
だからローズはその方のことを「どういう人だったのか」知らないのです。
それを彼も話さなかったし私も特に詳しく聞こうとはしませんでした。
だって彼が詳しく話すことでそのときの嫌な感情を無理して
思い出させる必要もないかなと思ったから。

そして実はローズも学習障害を持っている妹のことはまだ彼には話していません。
「話すのが嫌」というのではなく、ただ単に「実はね…」って
話す機会がまだないからです。
まあもっとも彼だったら「えっ！」って驚くことも
「大変だったんだね～」ということもなく
「あ～そうなんだ」って終わると思いますし（笑）
気持ちが変わることもなくローズの家族でそういう人がいるんだ、
そっか～で感じだと思います。

それで結局お互いの関係に必要でないことであれば
無理して話さなくても良いじゃん、と
いう話にまとまっていました。

別に関心がないとか、冷たいということではないです。
うまくいえませんがいつでも「気持ちをシェア」できるような
関係に日々していれば良いのではと思うのです。

ローズは普段嫌だなあ～と思ったことがあって
それを彼に愚痴ろうと電話して最初雑談をしているうちに
「あ～やっぱりいっか～」と思って結局話さないで終わるということがあります（笑）
声を聞いているだけで感情がほぐれているんですよね。

そういえば今日は「え？そんなことはじめて聞いたよ」って
いう話を彼から聞くことがなぜか多かったです。
「え～はじめて聞いた～」と言ったら
「だってわざわざ実はねって言う必要ないじゃん」という返事が返ってきました。

そうかそうか。
「なんでも話せる関係」＝「なんでもお互いのことを知っている」
ということではないよね。
「シェアできる状態の関係」ってことだなあ。と納得した今日のローズでした。

彼がお父さんのことをはじめ嫌な過去を今話したくなければ話さなくて良い。
でも話したくなったときはいつでも気の済むまで聞いてあげるね。
そんな気持ちです。
（あ！小学生のころ読んだ漫画でこういう台詞があったー！！！って
今書いてて思い出しました。「NANA」の著者矢沢あい先生の「天使なんかじゃない」の
ひとコマであった！！って思いました＾＾皆さん読んだことあります？）

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