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2012年01月20日
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カテゴリ:文学

★『 海 』 小川洋子 (新潮文庫)


脳の老化防止の為に、ブログを書いている。

平日は毎日2時間、曜日によっては4時間近く電車に乗る必要があるので、乗車中に携帯で下書きを打つ。


身を入れて書くなら、初めからPCで打つ方がずっと早いだろうが、携帯の方が、長い語彙候補が出やすく、楽な面もある。

何より、電車の中では余り眠れない上に、気が散るので、毎回本を読むのも疲れる。

色々思い出しながら、メール打ったり文章を書くのが、一番、時間の経過も早く感じるのだ。


匿名ブログなら、知り合いに読まれる心配は無いし、思想信条には触れないようにし、どーでもいいテレビの感想文とか書いていれば攻撃されることもない

(その代わり、まともに読んでくれる人も殆どいないが)。


それでいて、ただ、日記帳やワープロに書き込むよりは、何となく、「宿題を提出したような達成感」が得られるので、生来、飽きっぽい私には都合が良いのだ。



さて、冒頭で紹介した小川洋子の短編集の中の一編、『ガイド』。


この小説の中の登場人物に「題名屋」を職業だと自称する老人が出てくる。

他人の人生や、その人の「大切な一日」の為に、題名を付けてあげるだけの職業。


小川さんの小説では、度々、突飛な職業が描かれるが、この短編を読むと、「題名屋とは、なんて素敵な職業だろう」と思えてくる。

他人の思い出を聞き、最適な「題名」をつけてあげる。

客にとっては、思い出を誰かに真剣に聞いてもらうこと自体が喜びであろうし、そのことを含めて、短い「題名」が心に残り続ける。


ダラダラとした日記など書かなくても、その方が記憶として残るというのは本当かもしれない。



<関連日記>
2011.10.28. どうして本を読んで泣くのは嫌じゃないのだろう。・・・『 物語の役割 』小川洋子



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最終更新日  2016年10月11日 23時56分57秒
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