つんくママは闘う歯科衛生士

　週末、「摂食・嚥下リハビリテーション」の研修会があった。
　県内の医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士、理学療法士など
　他職種が集まり、それぞれの視点からの症例発表や講演などが行われた。

　その中で、「へ？」と思ったこと。。。

　ある歯科医師Ｙさんの講演後の質疑応答の時のこと。
　そのドクター、要介護者（患者）の口腔ケアの際はデンタルミラーなどを使用し
　口腔内をよく観察しよく見える状態で行うのが大切、というような趣旨を含め
　講演をされたのだが、ある看護師さんから
　「ミラーを使用して見ようとするのだがくもってしまうのでどうしたらよいか」
　との質問が。

　すると、「治療用の診療台にはスリーウェイシリンジという装置があり
　そのエアーを吹きかけてくもりをとるとよい」のような返答をした。

　「。。。へ？自宅や施設、病院病棟のベッドにスリーウェイシリンジはないだろ～」

　そういう時は、要介護者（患者）の頬粘膜にミラーをさっと押し当てるというか
　滑らせれば、簡易のくもり除去とくもり止めになるのは
　歯科衛生士や歯科医師であれば知っているハズ。。。

　会場から、別の歯科医師よりその旨の補足説明が出された。

　もっと現実的な、現場で役立つような講演しておくれ～

　ちなみに、その他の発表や講演は勉強になった。

　摂食・嚥下の分野は全身のあらゆる問題が関与しているので、
　他職種の連携が必要だ。
　でも、やっぱりまだ相互理解や関わりが乏しいのではないかと感じた。
　
　たまに１日めいっぱい、缶詰めになって勉強するのは
　慣れないので結構ツラかった。。。