100歳の医師きたる!
「100歳のお医者さんが利用することになった」と聞いて、興味しんしんでした。現われたのは、なんと80そこそこと思えるような、背筋ののびた、穏やかなお顔の紳士でした!両隣りにはかなり進んだ認知症の方、前は寡黙なおじいちゃん。一日どうやって過ごしていただくことになるのやら、と気をもんでいましたが、淡々と、新聞を見たり、時々話しかける職員と会話したリ。 たまたまこの方は温厚で、人生に達観されているお方のようなのでよかったんですが、考えさせられました。「教養の高い人や、要求水準が高い人が増えてきたら、このままのサービス内容でやっていけるのかしら?」ということです。 デイサービスというところにそれほどのものを期待してきてはいないかもしれませんが、迎える側としてはやはり、できるだけ満足できる時間を過ごしていただきたい、と思うわけです。設備面だったら、図書室があっていろんな本がそろっているとか、リハビリのためのマシーンやメニューが充実しているとか。まあ、わがデイでは手芸でなら、恥ずかしくないものを提供していると自負しておりますが♪ 近い将来、はっきりとものが言える、要求水準もかなりのものがある団塊世代が、介護を受ける時代になります。今のままじゃ、太刀打ちできそうもないなあと、パートのナースの身で案じておりまする。