住宅営業マン日記～月いちこと菊原智明@営業コンサル@大学講師

▲一瞬の隙
↑今日のテーマはこれ

おはようございます。

菊原です。

今日は新潟でセミナーです。

夜は後輩と飲み会があります。

どちらも楽しみです。

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～一瞬の隙～

私『ありがとうございました!』

契約が終わった私はホッとする。

2ヶ月間の苦労が実を結ぶ瞬間だ。

これ以上嬉しい時はない。

嬉しさのあまりそのまま飲みにいく。


そして数日後のこと。

お客様から契約金が入らないことが気になっていた。

《おかしいなぁ、すぐに入金してくれるって言っていたのに》

結局その週は契約金は振り込まれなかった。


一週間後の打ち合わせの時のこと。

お客様は言いづらそうにこう切り出した。

お客様『契約金の件なんですけど、少し待ってもらいたいのですが』

私『どうしてですか?』

お客様『実は・・・・』

話を聞くと契約した後に、検討していた会社に断りの電話を入れたという。

ライバル会社はすぐに上司とかけつけ、説得されてしまったのだ。

一瞬の隙をつかれたのだ。

私は血の気が引いていくのを感じた。


顔色が青くなった私を見てお客様はこう言ってくれた。

お客様『とは言っても、菊原さんが一番候補であることは変わりないですから』

私『あ、ありがとうございます』

《いったい、何社候補があるんだ?》

契約したのにさらに状況がきつくなったような気がした。


私はこうなってはじめて後悔した。

《契約した後に手紙の一枚でも出しておけばよかった》


考えてみれば私もお客様から断られた時、捨て身でお客様にぶつかっていく。

ライバルの営業さんだって同じ事。

契約後が一番ヤバイのだ。


結局、このお客様は時間をかけて何とか契約金を入れてもらった。

はじめの時の契約以上に時間と労力、そして精神をかなりすり減らしたのだった。

こんな思いはゴメンだ。

そう強く思ったのだった。

私はその後、契約後には必ず専用のクロージングレターを送ったのだ。

書いてある内容は当たり前のこと。

契約のお礼とちょっとした宿題を出すこと。

これによってずいぶんと契約後スムーズに話が進むようになったのだ。


今度契約をしたら、ぜひ手紙を出してみて欲しい。

契約後はお客様の気持ちが揺れ動いているということを忘れないで下さい。



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