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テーマ:好きなクラシック(2324)
カテゴリ:ヤン・シベリウス
年度末。 転勤者や退職者への辞令交付式は昨日終わり、 今日はそれぞれ引越しやデスクの整理に追われている。 辞令交付式の司会を務めるのは初めてだったけど、 それでもなんだか実感わかないですね。 今まで一緒に仕事してた人が月曜日からいなくなるなんて。 このブログにもたびたび登場してきたうちの課長も転勤です。 課長も僕も今日は役所に出て、後任者のために私物を片付け、書類を整理していました。 軽口はいつもと変わらない調子。 ひとしきりどうでもいいことを喋ったあと、 「んじゃ、お先」 で帰ってしまいました。 お元気で。 実は僕も内部異動で、昇任昇格で係長→課長補佐となってしまいます。 当然、担当部署が変わります。 今日、いまのデスクを片付けたあと、新しい部署のデスクに私物を運んでいたら、 「補佐、4月からよろしくお願いします」 と夜勤の2・3人からご挨拶を受けてしまった。 当然、皆さん年上の方ばかり。 受け持つ職員は20人以上。40代・50代の方も少なくないです。 ああ、不安。 仕事よりも、人に疲れてしまいそう。 今日の残務整理は午前から夕方8時すぎまでかかってしまいました。 書類を整理しながら、少し考えてしまいました。 この一年間、果たして僕は何か「仕事」ができたのだろうか・・・ 反省することは多いけど、それでも何かが「やれた」のなら、救いはあるのけど・・・ ええい、儘よ。 またがんばるだけさ。 今夜はクールダウンのためにシベリウスの交響曲第2番を聴いています。 バーンスタインはシベリウスと相性がいいですね。 あの濃厚さがシベリウスの透明感に独特の隈取りを与え、 よい演奏が生まれたようです。 淡々とした第一楽章も、リズムがくっきりとしてほど良く重たく、 第二楽章の冒頭のティンパニーが遠雷のように遠く力強く、 それに続くピッチカートは何か大切なものを確かめるようであるし、 第三楽章のA-B-A-B形式の対比は別世界から来た者同志のよう。 第四楽章のフィナーレは、しみじみと大地に対する賛歌を歌い上げます。 晴れやかさと、哀しみと。 大地の雄大無辺さと、ちっぽけな人生への不安と。 コーダに導かれる過程がとても息が長く充実しており、感動的です。 シベリウスの交響曲と言えば、氷の結晶のように完成度の高い後期の作品が有名ですが、 僕はずっと、シベリウスの「田園交響曲」と呼ばれるこの第2交響曲に特別な愛着を持っており、この曲のファンです。 年年歳歳、花相似たり。 歳歳年年、人同じからず。 さて、明日はマラソン大会。 ハーフの予定でしたが、ここのところ練習不足で体調も万全でないので、 4キロコースの桜並木を気持ちよくジョグしてこようと思ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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