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テーマ:好きなクラシック(2324)
カテゴリ:シューマン
シューマンの交響曲第1番、『春』を聴く。 東京はまだ桜が咲かなけれど、 春はもうそこまで来ている。 春は突然やってくる。 このシンフォニーのオープニング・ファンファーレのように。 春は待ってくれない。 このシンフォニーのアップ・テンポのように。 春はどことなく不潔で、不純だ。 生命そのものの宿命がそうであるように。 それが春。 俗世では、 春は忙しく、煩わしい季節。 春は何かと面倒くさいことが多い。 もう3月も終わり。 冬の名残を跡形も残さず消し去る春は、 暴力的で傲慢そのもの。 このシンフォニーのように、 むせかえるような爛熟した匂いを放つ。 そんなことをつぶやきながら、 やれやれ、新しい年度も頑張るかと、 コウムイン・ブラームスは机で肘をつくのでありました。 シャイーのマーラー版は、小気味よいシューマンに仕上がっている。 これはこれで、なかなか、よい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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