あやしぐえBlog(つれづれ草Blog２)

今シーズン最後の野球観戦に行ってきました。
正直完全消化試合でしたし、あまり乗り気ではなかったのですが、まあ、ここまでカープの応援は４戦４勝でしたのでなかなか上がらない腰を何とか遅刻確定の時間になってからあげ、３回裏にやっと到着しました。
外野スタンドはライトもレフトも満員になるほどのお客さんが来ていましたが、内野はガラガラ…。
まあ、先述の通り完全消化試合ですから、仕方ないですかね。
この事の他に、カープもスワローズも打線が湿っていて、なかなかランナーが出ない、そんな状況もあって、スタンドも静かでした。
・・・しかし、これが俄かに賑やかになってきたのが６回裏終了後でした。
まあ、カープが６回表に先制点を取ったということもあるでしょうが、それ以上に注目されてきたことが。
スコアボード下段の得点が掲示される欄の下のスワローズのヒットが掲示される欄。
そこに刻まれた数字は・・・オール０！
なんと、この日先発のマエケンこと前田健太がノーヒットピッチングを続けていたのですc(｀・∇´・+)ノ♪
どちらかと言えば応援と言うよりは「忘年会」と言うムードが強かったレフトスタンド。
それが俄然応援ムードになります（Jﾟдﾟ)J！
マエケンなんとかノーヒット・ノーランやってね(人´∀｀)♪、なんてムードが高まります。
８回裏の相川亮二との攻防戦を見事制したマエケン。
俄然大記録ムードが高まります。
・・・ただ、結果論を書くようですが、９回の守備から１番ショートで出場した藤本敦士の名前を見た途端に何か嫌な予感が・・・。
いやらしいバッティングと思い切りのいいバッティングの両方が出来る打者、そういうイメージがありますが、こういう何が何でも大記録だけは阻止しなくては、そういうムードの時には良い打者ですね。
特にここでこんなの喰らったら、間違いなくプレーオフで「たかがスワローズは弱いのォ！ガッハッハッハハハハハ！」なんて自分が野球界で１番エラい人だと勘違いしている爺さんあたりに言われる結果となるでしょう。
それを考えた場合、敗戦はともかく大記録だけは何が何でも阻止したい、そう考えるのは無理からぬことです。
その小川淳二監督の思いをしっかり形に残る仕事で応えた藤本。
レフトスタンドが一気にお通夜ムードになります。
後でニュースの映像でも見ましたが、マエケンもあれは相当応えたみたいですね。。。
そして、ここで一気に決められる、名将・小川監督はそう感じ取り、一気に攻めていきます。
満塁にし、そして、畠山和洋のショートゴロでとうとう追いつきます。
あの打球は小窪哲也が捕球した瞬間ゲッツーだと思いましたが、良く考えると、普通なら抜けているあたりを必死になって追いついた、そういう感じだったのかもしれませんね。
何とか１つアウトは捕ったけれども、首の皮を１枚繋げてしまいます。
そして、代打の福地寿樹がその勢いが乗り移ったサヨナラタイムリー。。。
天国から一気に地獄へ落ちたカープでした(つдT)。。。
まあ、カープファンには相当辛い敗戦になりましたが、この日でグランドを去る石井弘寿には良い餞別になったかもしれません。
そして、シーズン最終戦と言うことで、セレモニーが行われました。
石井投手のスピーチには感動しましたね。
そして、グランドを一周する石井投手。
スワローズファンもカープファンも大きな拍手で送ります。
その心意気にスワローズファンも感動したのか、集会を終えて石井投手がベンチ奥へ戻った後、カープにエールを贈ってくれました。

「頑張れ！頑張れ！カープ！」

この心意気にカープファンも応えます。
「ＣＳ頑張れ！スワローズ！」
そして、もう１つお返しのエールを。
「読売倒せ！スワローズ！」

２つ目のエールがやはりスワローズファンには１番ありがたいエールだったようです。
あわや記録的敗戦から逆転サヨナラ勝利。
この勢いで絶対に名古屋へ行ってくれよ、スワローズ！

帰り道都会の夜空が名曲「くたばれ読売」を演奏してくれているような気分で着いた家路でした。