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南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

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2004/09/15
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今日水曜日は、娘たちの学校のセルベスト・クヤーフェット・ギュン(自由服の日)。
一週間に1回、私服で通学することが許されている日です。
公立学校でもこの習慣があるのかどうか、正確なところは知らないのですが、同じように私服姿で通学するご近所の子供たちを見かけることがあるので、おそらくあるのでしょうね。

娘たちの通う私立学校の小学部の制服は、細い水色ストライプの入ったブラウスに、女子が赤、白、紺の混じったブルーのタータンチェックのプリーツスカート。男子がグレーのスラックスに同じタータンチェックのネクタイ。その上に赤いニット・ベストとカーディガン、という組み合わせ。

トルコの公立学校で一律に決められている鮮やかなブルーのスモックの制服に比べれば、これだけでもなかなかオシャレな方だと思うのですが、規律に厳しい(?よく知らないのですが)日本の私立学校とたぶん大きく異なると思うのは、リュックや靴、靴下、コート、髪型、髪留め・・・などなど、何を身に着けても、ほとんど何も言われない自由度の高さ。
上の娘が学校に通い始めた頃、まず驚いたのは、そんな自由すぎる面でした。

リュックはキャラクター花盛り。
靴はもう何でもあり。夏は暑いのでサンダル、冬は膝までのロングブーツや真っ赤なブーツにラメ入りブーツ。
コートだって鮮やかなプリントあり、ピンクに真っ赤・・・と何でもあり。
休日に美容室で細かい編みこみを入れてもらい、休み明けにはそのまま出てくる生徒もいますし、トップのところに小さい髪飾りをたくさん着けている生徒もいます。

ちなみに、生徒がそんな「派手な」スタイルをしていても、先生方は怒るどころか、「とってもキレイ!」といって褒める(?)有様。
ネクタイをちゃんと結ばないとか、ボタンを留めないで前をはだけているなど、制服を着崩すことには多少とも厳しいのですが、制服をきちんと身に着けている限り、制服姿をより美しく(?)見せることにはかなり寛容です。

ここまで自由が許されているのに、さらに週1回は自由服の日が設けられていて、自分の個性を発揮した私服で通学できるのですから、子供たちにとっては申し分ない環境といえるかもしれません。

いったん自由が許されれば、日本だったらブランド競争、オシャレ競争が始まりそうですが、ここではそんな心配はいりません。娘や他の子供たちを見ていても感じるのですが、その日一番着たい服を着る、自分の一番好きな服を着る、一番ラクな服を着る、自分に一番似合う服を着る・・・そんな風に気楽に自由に、この日を楽しんでいるようです。

ちなみに上の娘のお気に入りは、大抵ピッチリしたジーンズ。その上におヘソの出るタンクトップ゚を着たいというんですが、さすがに「ヘソ出し」ばかりは私たちが許しません。
下の娘は花、ピンクなどフェミニンなものが大好きなので、女の子らしい組み合わせを考えてあげると、もう満足。

先生は先生で、精一杯キレイにしてきた子供たちに一人一人「なんてキレイに着ているの!」「あなたとってもシックよ!」「あなたに似合ってるわ」「ハンサムになったわね」なんていう褒め言葉をかけてくれたりします。

自由服の日は、母親にとっても助かります。
制服だろうがなんだろうがおかまいなしに、食べ物をこぼしたり、遊んで汚す子供のこと、週の半ばに洗濯日が設けられていると考えると、理に適っている気もします。

日本人の目には、決して合理的とは言い難いトルコ式のシステムに、普段はイライラさせられてばかりの私ですが、「自由服の日」だけは、いろいろな点でいいアイデアだなあと思うことしきりです。





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最終更新日  2004/09/17 03:54:05 PM


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