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南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

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2006/07/30
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夏は保存食づくりのシーズン。
料理は特別、得意でも趣味でもない。おまけに面倒なことは大嫌い、という私だが、何故かときどき保存食づくりに凝ってしまうことがある。
とはいえ、一度試してみれば十分というタイプだから、後が続かないという欠点はあるのだが・・・。



ブログのネタにしただけでも、例えば一昨年は、
メロン・ジャムとブドウ・ジャム
赤玉葱のジャム(1)(2)
マルメロのジャム


昨年はというと、
トマトのコンセルヴェ(瓶詰め)(1)(2)
コルニション(1)(2)(3)(4)
ドライトマト(1)(2)(3)

今年に入ってからは、まだ
サクランボのジャム
サワーチェリーのジャム

くらいなものであるが、挑戦したいものはまだ色々あるのだ。

例えば、昨年チャレンジしたトマトのコンセルヴェが重宝だったので、今年はもっとたくさん作りたい。それと、昨年、塩が足りなくてカビさせてしまったドライトマトのリベンジ。
さらに、今年はいっちょ試しに、トルコ料理の「黄金の調味料」サルチャ(トマトペースト)を完熟トマトで作ってみたいと考えていたのだが。。。。
残念なことに今年はトマトが異常に高く、なかなか腰が上がらない。トマトの値段が今後下がらない限り、実現はかなり無理そうだ。
(私の場合は、失敗する確率も想定しなければいけないのである・・・涙)



****



毎年初夏になると、パザールでフェスレーエン(バジル、バジリコ)の苗を買ってきて鉢植えにし、夏の間ちびりちびりと葉をちぎっては香り付けに使ってきた。
しかし今年は、そのタイミングをいつのまにか逃してしまった。

なので、バジルが欲しい時は、パザールの青物屋で束で買ってくることになるのだが、大葉と同じで、冷蔵庫に入れておくとすぐに斑点が出始め、2~3日も経つと、やがて真っ黒に変色してしまう。
ロボット(フードプロセッサー)をいまだ持たない私は、ジェノヴェーゼ・ソースを作ることもできないし、料理にバジルを大量に使うことがないので、残って変色したバジルはこれまではゴミ箱行きになっていたのである。

そこで今年は、残ったバジルが古くなる前に乾燥させて、ドライ・バジルにすることを考え付いた。取り立てて言うまでもなく、バジルがふんだんに採れる土地にお住まいだったり、畑をお持ちで、毎年そうしてらっしゃる方も多いとは思うが、私の場合、自分でドライ・ハーブを作ることなどこれまでにない経験なのである。

トルコでもっとも利用頻度の高いドライ・ハーブは、ナーネ(ミント)だと思うが、ナーネやダー・ケキッキ(タイム)は、アンネ(義母)が手作りのものを送ってきてくれるし、ケキッキ(オレガノ)も、どこのスーパーやパザールでも袋詰めのものが見つかるので、心配したことはなかった。
ああ。唯一の例外はローズマリー。庭木として植えられていることの多いトルコでは、ハーブとしてはめったに流通しない。私が外出の際に一枝、二枝失敬して帰ったりするのを知った義妹が、田舎から送ってくれたのが自然に乾燥して、ドライ・ローズマリーになったのだったっけ。

フレッシュ・バジルの手に入らない冬場、今まで私は日本から買ってきてもらった業務用のドライ・バジルや、それを切らしてしまった後は、地元で買ったドライ・バジルを仕方なく用いていたが、地元で売られているものは色も香りも極端に落ちるのだ。おそらく、買う人が少ないので、古くなっているのだろうと思う。

さて。パザールで購入した新鮮で瑞々しいバジル。ターゼ(新鮮)なうちにスパゲッティなどに使った後、残った葉は冷蔵庫にしまわず、きれいに洗って水を切った後、オーブン用のテプスィ(トレイ)に広げた。
乾いた熱風が十分当たるよう、キッチンの窓を全開にし、その前に置いた椅子の上にテプスィを置いた。



 

乾燥させるために広げたバジル



それから丸2日。熱くてカラカラに乾いた風のおかげで、あっというまに乾いてしまったバジル。
手の平をすり合わせて撚るようにし、細かく砕いていくと、バジル特有の爽やかな芳香が立ち上ってきた。

 

乾ききったバジル




香りは予想以上に強かった。市販のドライ・バジルなんか目じゃない、素晴らしい香り。
こんなに簡単に成功するなんて。今まで試してみようともしなかった私がバカだった。家事の合間に、負担にならない量のバジルをちょこっと干しておくだけで、香り高いドライ・バジルが出来上がるのである。

アンタルヤに乾燥した熱風の吹きつけるこの季節。
身体には堪えるこの熱風を逆手にとって、もうしばらくは超簡単なドライ・バジル作りを継続してみることに決めた。


出来上がったドライ・バジル




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最終更新日  2006/07/31 12:08:31 AM
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