613174 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

お気に入りブログ

コメント新着

gama@ Re:超簡単!ドライ・バジル作り(07/30) 今日初めてここを見つけ端から読んでいる…
東京のぐーまま@ 通学カバン・・・から1ヶ月がたちました。 こんにちは。東京在住のアザラシ娘と二人…
アサコサル@ ど派手なんすね~ デニズリで近所のコドモ達にエイゴを教え…
cloe97@ Re:通学カバン。今年の流行は、コレだ!★2006(08/30) きゃーー!派手だぁ!!!やっぱりドイツ…
turkuvaz@ Re[2]:ふむふむ(08/30) みあるさん 大事なもの忘れてました!…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2004/12/08
XML

ブリジット・ジョーンズが帰ってきた。
さらに立派(?)に、重々しくなって。
そして、少しばかり歳をとって。

前作『BRIDGET JONES'S DIARY』(2001)から3年。
主役のレニー・ゼルウィガーは35歳、ヒュー・グラントは44歳、コーリン・ファースもまた44歳。
歳をとっていない方がおかしいのだが・・・・。
誰もが幸福を求めながらも、恋と仕事と人生の絶えざる闘いに、中年への入り口で早くも疲れかけている男女というプロフィールのせいか、2作目がゆえの疲弊か。
主役3人のうちの特にふたり(レニー・ゼルウィガーとヒュー・グラント)の面影に映る、役柄だけでは説明できないたるみや老いを目の当たりにして、どこか切ない思いに駆られたのが正直なところである。

役柄のために15キロも強制的に太ったというレニーの役者魂というか、その根性を称えたいとも思うが、短期間に、また必要以上に太ったためのむくみや皮膚の突っ張りは隠せない。
マーク・ダーシー(コーリン・ファース)との充実した恋愛関係を続けている割には、タバコと酒と不摂生な生活の手放せなかった1年前(最新作のストーリー設定は、前作の1年後)ほど、ブリジット(レニー・ゼルウィガー)は幸せそうには見えない。幸せ太りというより、自堕落な太り方に見えてしまうのだ。
まるで、前作に認められた、ハツラツとして小生意気な彼女のキャクターの、輪郭までがぼやけてしまったかのようだ。

そして、ヒュー・グラント。
何を隠そう、前作を観るまで、長らく「隠れヒュー・グラント・ファン」であった私の憧れは、この最新作で決定的なダメージを受けた。中年にさしかかった男の渋みを味わうどころか、そのハンサムなマスクに忍び寄る老いの影が、どうしても目に付いて困った。
筋肉質でない痩せた男性ほど、年を重ねていった時に、より老けて見えるのだということが、しみじみ実感できる。アル・パチーノもそうだった。
中年を過ぎて一層チャーミングに見える男性は、たいてい肉付きのいいタイプではないだろうか。

いやいや、さんざん主役ふたりをこき下ろしてしまったようだが、作品としては前作同様面白いのは間違いない。笑いのツボはちゃんと用意されている。
ただ、2作目の宿命か、新鮮味が感じられない。なにもかも予定調和的なのだ。
ブリジットは相変わらずお尻のクローズアップを撮られているし、豚の糞まみれ、葉っぱまみれ、泥水まみれである。ドレスコードでさんざん苦労した挙句、化粧に失敗するし、歯に衣着せぬ発言も相変わらずである。
そしてエンディングも、予定調和的であるのはもちろんである。

ところで、『THE EDGE OF REASON』というサブタイトルは、いったいどういう意味なのだろうか。
トルコ語では『MANTIGIN SINIRI』と訳されていて、オリジナル・タイトルの直訳であるが、MANTIKマントゥックは道理、理屈。SINIRスヌルは境界、限界という意味である。とすると、道理(理屈)の通るギリギリの線・・・・という感じなのだろうか。言われてみれば、ストーリーの基調にあるのがそういうことなのかな、という気もする。

そこで、邦題はどうなっているか気になって調べてみたら、エッと驚く意外なサブタイトルが与えられていた。
『きれそうなわたしの12か月』というそうだ。なんとも・・・若い女性層に媚すぎるタイトルではなかろうか。ストーリーから随分かけ離れているというか・・・少なくとも、最新作のブリジットは、ちっともキレそうではなかったが?
私のHPのタイトルにも、ちょっと似てたりして・・・。

オススメ度は、★★★☆☆  (・・・・今回から、個人評価を入れることにしました)

なお、
オリジナル・オフィシャル・サイトはコチラ
日本語版オフィシャル・サイトはコチラ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004/12/09 03:52:25 PM
[トルコで「観る」&「読む」] カテゴリの最新記事


プロフィール

turkuvaz

turkuvaz

カテゴリ

フリーページ

●アンタルヤ移住記


始まりはいつも突然


海さえあれば


子供のこと


なにゆえにアンタルヤ


●アンタルヤの12ヶ月


∬9月―頭の痛い季節(1)月謝高騰


 (2)学校探し


 (3)相談


 (4)対決


 (5)待ち合わせ


 (6)学校巡り


 (7)休息


 (8)父兄懇談会


 (9)続・父兄懇談会


 (10)続々・父兄懇談会


 (11)続・続々・父兄懇談会


 (12)学校探し、再び


 (13)助言


 (14)その後―上の娘


 (15)その後―下の娘


∬10月―天国と地獄のあいだには(1)


 (2)一抹の不安


 (3)予感的中


 (4)楽園の風景


 (5)待ち受けていたもの


 (6)嫁の立場


 (7)アンタルヤへの帰還


 (8)心尽くし


 (9)家族の集い


 (10)天国への階段


∬11月―キノコ奮戦記(1)いざ松茸! 


 (2)キノコとの格闘


 (3)またしても空振り


 (4)キノコ恋しや


∬12月―チョルバの誘惑(1)


 (2)タヴック&メルジメッキ・チョルバス


 (3)イェシル・チョルバス、そして


 (4)チョルバへの誘い


∬1月―白い悪夢


∬2月―銀色の休日(1)予定変更


 (2)ダルヤンへ出発


 (3)ホテル探し


 (4)夕食での椿事


 (5)カウノスの遺跡


 (6)舟下り


●私の旅の案内役


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第1回


(1)目指すはベイシェヒル湖


(2)ファスルラル村への道


(3)ガイド少年


(4)教師の家


(5)湖畔の夕暮れ


(6)鯉料理


(7)聖なる泉


(8)湖水に浮かぶ


(9)湖畔のドライブ


(10)夢の跡


(11)帰路


(12)新たなる旅路


●ヒッタイトの足跡を訪ねる旅―第2回


(1)ムワタリ王のレリーフ


(2)カラタシュ野外博物館


(3)イェセメック野外博物館


●半日ガイド体験記(1)音信不通


(2)すれ違い


(3)再会


(4)苦肉の策


(5)最初の仕事


(6)日曜パザール見学


(7)車内ガイディング


(8)我が家訪問


(9)和食ピクニック


(10)最後の仕事



© Rakuten Group, Inc.
X