[冬の歳時記]の記事一覧 | 　四　季　折　々　（俳　句）

八幡の寒紅梅に歩を寄せぬ

当地へ越してきて４年目に入った。郵便局の斜め向かいに八幡さんがある。神輿蔵のようなものがあるが、鳥居もなく御身体がどこにあるかも解らないが八幡さんらしい。どうやら此の宮が地元の祭りになるようだ。　　八幡の寒紅梅に歩を寄せぬ　気分がすこし良くなってきたが未だ貝になったままでいます　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月26日

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下校児の岐れの道の寒菫

草花が寒の最中に可憐な花を咲かせている。本当は春の麗らかな日和にほころび、皆の注目を浴びたいところであろうが、菫はそんなことを考えたこともないように路傍に精一杯の笑みをたたえて咲いている。　　下校児の岐れの道の寒菫　ロスより再び、昼間は１７℃と　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月25日

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寒木瓜の彩とりどりの他郷かな

木瓜の花は春の季語であるが、私の近辺ではもう咲いている。寒木瓜という種類は特になく、寒中に咲く「寒木瓜」は色の少ないときの鮮やかな花として珍重される。生け花にも使ったことがある。吸入をしての帰り風花が舞った。「吸入」も「風花」もともに冬の季語。　　寒木瓜の彩とりどりの他郷かな　ロスへ行っている人からケイタイにメールが届き驚いた　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月24日

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雨しづく零れつぐなり寒の薔薇

声が一日も早く出るようになるには毎日吸入をした方が良いと医者に言われ、吸入をしに通うことにした。吸入だけだと予約なしにすぐにできる。その帰り道の雨上がりに寒の薔薇を見つけた。植物園ではなく、民家に咲いていた。この寒い雨の中けなげに咲いているのに心を動かされた。私のようだと云うには歳をとり過ぎた思いしきり。　　雨しづく零れつぐなり寒の薔薇　あと１２日で立春です、待ち遠しいですね　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月23日

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朝雨のかかりて冬の花わらび

朝から久々の雨が降っている。雨脚と云うほどでなくお湿りと云った感じである。私の町の降雨量５０％、最高気温７度、最低気温５度。殿が谷戸庭園に冬の花蕨が咲いていた。これは蕨とは別の品種で夏に枯れ冬に花が咲くという珍しい植物である。歩いていて、この花に目を留める人はほとんどいない。　　朝雨のかかりて冬の花わらび　喉は１週間分回復しましたあと２週間かかるようです　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月22日

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寒雀離れて一羽また一羽

極寒の頃に見かける雀。寒いので空気の層を厚くするために、全身の羽毛をふくらませて丸くなっている。これを「ふくら雀」という。雀は一羽でいることはない、いつも群れていて、行動をともにしている。雀は雀同士助け合って生きている。　　寒雀離れて一羽また一羽　ふくら雀とはうまく名付けたものですね　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月21日

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らふ梅や弱日の中の殿が谷戸

ろう月（陰暦１２月の異称）、葉の出る前に香りの高い小さな黄色い花が、数個ずつ集まって咲く。梅とは別種である。庭園の受付付近で良い匂いがしたので、ふと見ると今を盛りにろう梅が地味な花を沢山咲かせていた。　　らふ梅や弱日の中の殿が谷戸　ろう梅は弱日につつまれ輝いていた　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月19日

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寒牡丹こころほぐれてきたりけり

１２がつごろから１月にかけて咲く牡丹のこと。本来は５月頃に咲くが花期を遅らせて冬牡丹として咲かせる。厳冬に咲くので藁づとをかけ根元も藁を敷いていたわってやる。手塩にかけてやっと咲いた牡丹には人の心を和ませる香気が漂っていた。　　寒牡丹こころほぐれてきたりけり　寒牡丹惚れ惚れしますね　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月18日

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幼名は牛若丸や冬木の芽

この木は何の木か解らないが、樹の芽にしては大きい。生まれたての兜虫のようにネバネバしていて赤茶けた色をしている。芽の中は何かぎっしりと詰まっていて、空へ突き立てている様に力強ささえ感じる。冬木の芽は寒風に耐え暖かい日差しが当たるのを待っているかに覚えた。　　幼名は牛若丸や冬木の芽　　　固く結んだ冬木の芽もやがて解れる　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月17日

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水仙の一輪といふ気高さよ

昨日の耳鼻咽喉科の医師の治療と処方箋のお陰で風邪はほぼ治ってきた。今回の風邪ではいろいろと考えさせられた。一時は痰と咳で布団の上で七転八倒し、死ぬかと思ったが、今は生きる力が湧いてきた。水仙が特に綺麗なのは爪木崎と越前岬である。このどちらへも私は２回ずつ訪れている。写真は野川沿いのサイクリング道路の脇に咲く水仙。２・３本ではあるが、気品があって好きな花である。ここから野川の中洲に眠る家鴨が見える。水仙に目をやり家鴨を見やりと穏やかな日常が戻ってきた。今日はたまっていたコメントの返事を一気に書きました。元気なときはこんなこと平気なんですね。この落差に驚いています。　　水仙の一輪といふ気高さよ　明日明後日と句会だバンザイ　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月16日

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寒梅やゆかしき人の住みをらん

読んで字の如く寒中に咲く梅を寒梅という。ハイタウンの１階は庭付きである金網の外の生け垣はほとんどが山茶花と椿である。庭には各家が思い思いの木を植えている。このように梅もある。我が家の下に梅の木があったが、居住者が替わったとき根こそぎの憂き目にあい、勿体ない気がした。　　寒梅やゆかしき人の住みをらん　なんとなくだらだら起きています　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月14日

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癒ゆる日のさう遠くなし布団干す

窓辺に行って気がついた。いつも置いているところにガラスの鉢がない。ガラスの鉢には色とりどりのビー玉やガラスの金魚、ガラスの蛙を入れている。何故そんなものをと思われる方もあろう。私は金魚鉢の代わりに置いている。風水では金魚鉢は寝る時胸より高いところに置いてはいけないということである。風邪がこじれて声が出ないのはその所為だとはたと気づいた。そういえばはー君が来た時その鉢を観葉植物のガラス棚に誰かが置いてそのままになっていたのである。素早く金魚鉢を洗い下に下ろしたのはいうまでもない。ついでに蒲団を干すことにした。蒲団干しは重労働であるがそれを誰の手も借りずやってのけた。何にせよこれで近々癒えることは間違いなし。万歳！！　　癒ゆる日のさう遠くなし蒲団干す　前より喉の調子がひどくなったねと医者がいう　　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月13日

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寒晴や風切つてゆく一輪車

あまり写真がないと淋しいので、２階の階段から野川を撮っていると一輪車を駆った青年が二人野川に沿って成城方面へ急いでいるのが見えた。一輪車はバランスを取るのは難しいだろうと常に思っているが、今の子ども達は平気らしい。　　寒晴や風切つてゆく一輪車　昼間の日がある内に今年三度目の入浴　　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月11日

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隣室にをさな眠れり宝船

正月のよい初夢を見るため、宝船の絵を枕の下に敷いて寝る。元日の夜または二日の夜という説がある。　　隣室にをさな眠れり宝船　明日の外出は咳がひどいのでやめました　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月10日

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婆々の踏ん張りなどと初雪す

この冬初めて降る雪のことを初雪という。こんな事くらいで音を上げるなといわれているようである。　　婆々（ばあばあ）の踏ん張りなどと初雪す　目下声がでないので電話には出られないんです　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2009年01月09日

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小寒の富士見てすぐに返しけり

谷戸橋地区センターから崖線をあがったところに地元の人が建てた清稲荷神社がある。そこから富士山が見える。　　小寒の富士見てすぐに返しけり

2009年01月05日

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大晦日（おほみそか）

はー君の風邪がなかなか治らない。それでも、お節料理も無事作り終えた。今日が最後なのに大忙しでゆっくりブログを書いている時間がない。　　大晦日神明の森晴れ渡り　最一年間お付き合い頂き有り難う御座いました　　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月31日

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小晦日（こつごもり）

とうとう小晦日になってしまった。今日で大掃除は一応済んだことにして、料理に取りかかっている。その中の１品自慢の藷きんとん。作り方１）甘藷を洗い皮のまま縦横半分に切る２）圧力鍋で分銅が回り始めたら火を中火にし５分蒸す３）圧力が抜けたところで皮を剥く４）裏ごしをする（網がない場合はスプーンでつぶす）５）お湯を大さじ１・２杯入れ生地をなめらかにする６）そのままでも甘いが好みで蜂蜜か砂糖で味を整える７）ラップで丸めて上を絞れば藷きんとんのできあがり親戚から届いた亀岡の菜の花を添えてみた。　　小晦日藷金団を作りけり　　藷きんとん美味しそうに見えますか　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月30日

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冬太白（ふゆたいはく）

１泊２日ではー君のところへ行っていました。はー君の母親が仕事を持っているので、遅ればせながら家の障子貼りをしてきました。また掃除も手伝いました。はー君は保育園のお友達が次々に風邪で休んでいましたが、最後まで出席できました。ところが、保育園が休みになった昨日から熱が３９度を越し咳がではじめました。子守は本当に疲れます。しかし私でも役に立つようです。その帰り道金星が大きくまたたいていました。疲れが少し和らぎました。　　疲れ目に冬太白や明日も晴　きょうは私の？歳の誕生日です　　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月29日

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門松立つ

　　門松の立ちしを誰も気づかざり

2008年12月28日

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麦の芽

麦蒔と麦の芽はともに冬の季語である。家から喜多見駅への途中に畑がある。葱・大根・白菜・ブロッコリと植えてあり、町中にしては案外広い畑である。夏にはは麦は出ていなかったが、この冬は麦の芽が出揃っていた。此処を通る楽しみがまた増えた。汝は特定の人でなく、此処を通る誰彼という意。　　麦の芽や汝も闘志を抱きをるや　木枯らしの中家鴨はパンを貰っていました　　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月26日

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クリスマス

東京タワーが建って５０年を迎えたそうな。私はその頃は京都に暮らしていたので、東京タワー建設前後の東京の盛り上がりを知らない。東京へ来てから、ある時期浜松町のオフィスに勤めていたので、何度も東京タワーを見かけたことがあるが、タワーに昇るほどの興味は湧かなかった。東京タワーは外から眺めるものと今でも思っている。こんな事を言うと江戸っ子に笑われるかも。１２月２５日はキリスト誕生の祝日。東京タワーの空は青くその上に天国があるような気がしてきた。鉄骨の朱色が印象的である。　　鉄骨の朱きタワーやクリスマス　最後までお読み頂き有り難う御座いました。　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ　　　　　　　

2008年12月25日

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聖夜（クリスマス・イブ）

クリスチャンではないが、何となくクリスマスを意識する。ケーキを食べ、若鶏の骨付きももを食べる。もっとも私は鶏嫌いなので、骨付きももは料理するだけであるが。天気予報が当たり、急に寒くなった。野川の家鴨もこれからは餌が減り暮らしにくかろう。家鴨ならクリスマスプレゼントは暖炉のある家がいいというかもね。　　家鴨にはかかはりのなき聖夜かな　ワインや酒を飲み過ぎないようにね　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ　　　　

2008年12月24日

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師走（しはす）

イルミネーションまたの名を電飾という。日中はなんとなく舞台裏を見るようで興ざめであるが、辺りが暗くなりると電飾が輝き夢のような世界を醸し出す。いよいよ本番を迎えて、トナカイの親子が動き始めた。　　闇ありて電飾美(は)しき師走かな　トナカイの親子は落葉を踏みしめ歩いているよう　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月23日

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ブロッコリ（ブロッコリー）

家から喜多見駅への途中に畑がある。町中の畑は不思議な空間である。急いでいてもつい目が向いてしまうのは畑に安らぎを覚えるからであろう。ブロッコリにはビタミンＣ、カロチン、鉄分が豊富で栄養価の高い緑黄色野菜である。何よりも青く茹で上げた色合いがよい。サラダの付け合わせとしては最高。　　ブロッコリ瑞々しかり盗みたし　俳句ってこれだから面白いんだと思います　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月22日

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冬至（とうじ）

二子玉川から大井町線で二駅目に等々力駅があり、その駅から徒歩三分位のところの階段を下りればそこはもう渓谷である。写真の赤い橋はゴルフ橋で等々力渓谷の上にかかっている。東京の町中に渓谷があるなんて信じられないという会話が聞こえてきた。渓谷には鴨が数羽流れに乗って遊んでいた。八つ手の花が咲き、冬紅葉が紅を散らしていた。今日は冬至。二十四節気の一。北半球では、正午における太陽の高度は一年中で最も低く、また、昼が最も短い。この日を境にまた日が長くなってくるところから「一陽来復」ともいう。しかし実際には寒気はこの頃から厳しくなる。粥、南瓜、蒟蒻を食べる習慣がある。　　等々力渓谷日差まぶしき冬至かな　柚子をもらったので今日は柚子風呂です　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月21日

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羽子板市－２

１２月１７・１８・１９日と浅草で羽子板市が立つ、きょうはその最終日。私が訪れたのはその中日であった。浅草寺の本堂上空は雲一片もなく冬麗らかであった。最終日の今日も昨日と同じような日和となった。今や灯が入り売子も熱が入り一段と活気にあふれていることであろう。干支役者絵【丑・うし】梅王丸【菅原伝授手習鑑・すがわらでんじゅてならいかがみ】三段目車引きの場で梅王丸、桜丸と松王丸が牛車の引き合いをする場面。この干支役者絵は何人がかりで造られたのかクイズになっていた。当てずっぽうに私は４０人と書いて出した。　　羽子板市大青空となりにけり　最後までお読み頂き有り難う御座いました。　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月19日

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羽子板市

今朝パソコンをいじっていたが、あまりの日差しの強さに押され浅草寺の羽子板市へ出かけることに。駅までの道も電車の中も浅草寺も暑くて暑くて、上着はず～と手に持ったまま。浅草はいつ行っても相変わらずの人出である。羽子板は３万円位のものが丁度いいと思いつつ写真をパチリ。私が子どもの頃使っていた木に絵を描いた羽子板は３１５円。今年の売れ行きはどうか解らないが、それでも買い手がついた手締めの音が時々聞こえた。　　羽子板市贔屓（ひいき）役者が見得を切り　お昼に食べたヒレカツ丼浅草の味がしました　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月18日

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冬うらら

野川沿いに小田急喜多見車両基地がある。ロマンスカーの車両がこの基地から出て行くのを何度も見かけたことがある。ロマンスカーがすっぽり収まるほどの広大な屋上は喜多見ふれあい広場と呼ばれている。ぞうさんの滑り台、池、砂場、などの遊び場や広場があり家族連れで賑わっている。正月には凧揚げの広場となる。昨日の記事の続きであるが、砂場のある広場にようやく歩けるよになった男児と女児が自分のベビーカーを押したり引いたりして遊んでいる。二人の母親は遠くの椅子に腰掛け話に夢中のようだ。どちらか一方のこどもが転んで泣かない限り二人の話は続くように思われた。　　冬うらら親子に時の止りをり　きょうは残念ながら雨になってしまいましたね　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月17日

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冬ぬくし

木枯らしの合間合間には暖かい日がある。そんな日にはお母さん達はこどもを外に連れ出す。こどもも木枯らしの時は家の中にいて身体を動かせないので、外へでると待ってましたとばかり喜んで遊ぶ。砂場にはスコップやバケツが置き去りにしてある。こどもたちは砂場に飽きて他の遊びに夢中。お母さん達は話に夢中ということらしい。　　遊具いろいろちらばる砂場冬ぬくし　こどもはおもいのままうごきます　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月16日

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霜柱（しもばしら）

昨日の雨が畑の土に染み込み、今朝の気温が零度以下になったため畑に霜柱ができた。この畑は黒土で柔らかいので高さ２・３センチもあろうかと思える見事な霜柱が何本も立っていた。見た目は透明であったが、写真では薄青く映っている。まるで今街角で見られる発光ダイオードのイルミネーションと同じ色である。自然のなせる技は実に素晴らしい。　　霜柱神代の青にいでにけり　神代の青はきっと海や空の青だろうと思っている　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月15日

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冬満月

野川の北側の雑木林から冬の月があった。丁度私の家の目の前に当たる。これは今日、月が出ないと困るので昨日撮ったもの。昨日の月の出は１６時５３分。この辺りは高いビルが建っていないのでラッキー。　　働かず冬満月に見とれをり　星や月が美しく、吸い込まれそう　　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月13日

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冬紅葉（ふゆもみぢ）

赤ちゃんのてのひらはもみじのようなと例えられる。この紅葉はかえでのこと。かえでが緑から赤へ次第に色移りしているさまが好き。近年紅葉が美しいと思うのは秋ではなく冬。１歳５ヶ月のはー君は私がバイバイと言うと、てのひらを一杯にひらいて星がキラキラ瞬くように動かし、それを何度も繰り返す。　　てのひらはことばの如し冬紅葉　本田宗一郎の「私の手が語る」を思い出しました　ＨＯＮＤＡファンとしてはF１撤退残念です　　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月06日

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銀杏落葉（いてふおちば）

昨日とは打って変わって午後から風が荒れた。ハイタウンの広場の銀杏が風が吹く度に、風に煽られて金色の葉を飛ばした。それを窓からじっと見ていると金色の蝶が舞っているようにも見える。銀杏の木をみると次第に裸木に近づいていく。何となく淋しげである。金色の蝶と裸木の対比に一瞬後ずさりをしてしまった。そして見てはならない銀杏の姿を見てしまったような気がしている。　　膝付いて銀杏落葉を手に掬ふ　気がついたときは大雨になっていました　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ　　　　

2008年12月05日

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白菜畑

水炊きに欠かせないのが白菜。昼食が独りの時はラーメンに白菜を入れると何故か満ち足りた気がする。その時白菜は水分が多いので水はその分控えるとよい。白菜は大根より値が高く２００円。冷蔵庫に入れると嵩張るので、新聞紙に包んで廊下に置いている。ちなみにキャベツも同じように保管している。　　白菜の畑に入りて靴汚す　三日月がくっきりと見えています　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月04日

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大根畑

大根の首を見ていかにも美味しそうと思うのは私くらいかと思っていたがそうでもないらしい。大根は風呂吹き大根、おでん、味噌汁の具、大根サラダ、大根下し、大根の葉の油炒めと多くの料理に利用できる。従って大根は捨てるところがない。私は大根の漬け物と切り干し大根はできあがったものを買うことにしている。この畑の大根は無人売り場で１本１００円で売っている。　　アパートの人の見てゐる大根畑　　このところ大根ばかり食べています　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月03日

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十二月

南側の部屋は午後２時頃まで日が当たっていたが次第に雲が出てきた。太陽の力は偉大であると今更ながら思う。野川も日が当たっていると水鳥もひとところに集まってなにやら楽しそうに見える。川が賑やかであると、川岸を歩く人たちの散歩姿もまた賑やかとなる。　　鳥どもの私語美しき十二月　　　　とうとう１２月に入りました　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年12月01日

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皇帝ダリア

神代植物公園の薔薇園の近くに皇帝ダリアが数十株一列に日に向かって咲いていた。其の周りにはカメラマンや家族連れが頬をゆるめて眺めていた。皇帝ダリアは短日に咲くという説明が付いていたので今時分の花とは思うが季語としてはどうかと思って冬空で詠むことに。　　皇帝ダリア咲いて明るき冬の空　きょうで十一月もおわりですね　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年11月30日

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三の酉

府中の大國魂神社の本殿に向かって右側に大鷲神社がある。ここで昨年小さな熊手を買った。酉の市には古い熊手を納め、また新しい熊手を買うそうな。一の酉に納める熊手を忘れて行ったので、今日二度目の酉の市詣でとなった。此の大鷲神社は質素でいかにも気品があり御利益がありそう。参道には屋号「面亀」さん他４件のお店が出ている。どのお店も立派な熊手が売れる度に景気の良い掛け声とともに手拍子が聞こえていた。　　ツーショットに挟まれ並ぶ三の酉　最後までお読み頂き有り難う御座いました。　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年11月29日

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十一月

デパートの本館一階にイルミネーションが灯っていた。その傍で東京電力主催の料理の実演が行われていた。その脇を通った時、イルミネーションがあまりにもシックで上品だったので、しばし見とれていた。はー君は興味を示さなかったので、料理の実演は見なかった。喧噪の中の寂しさ、イルミネーションの中に寂しさを感じることがある。十一月のイルミネーションは十二月のイルミネーションとは違った感情が湧く。　　イルミネーション十一月は寂しかり　感傷に浸ってはいられないですよね　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年11月25日

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続・波郷忌

深大寺山門への階段は修理中で、石を削る音や金槌の音で喧しい。ひょっとしたら石段横の落水の所に綿虫がいるかと思ってきたが、此の喧噪では綿虫も近寄れまい。諦めて深大寺本殿へ。本殿脇の無患子は黄葉となり鈴生りの無患子の実も同じく黄色くなっていた。お詣りをして波郷先生の墓へと急いだ。ところが波郷先生の墓前には先客がいた。鉢合わせを嫌って、取り合えず小林康治の墓へ。ゆっくり時を稼いで御墓前の様子をみると未だ先客が三人話し込んでいた。仕方なく御墓へ足を運ばせた。すると墓前には見知らぬ老爺一人と老婆二人がおられた。後からか考えると線香が尽きるまで波郷先生を偲んでいたらしい。墓の廻りの落ち葉を拾い、紫式部と侘助の蜘蛛の巣をとり、供花の水を替え、線香を燻らせた。そうこうしている内にまた一人知らない女性が現れた。気まずい思いはこりごりなので早々に墓前を去った。　波郷忌や黒くよこたふ印旛沼　惜命忌堂鳩土を啄めり　朴の木の空の青さや風鶴忌　　最後までお読み頂き有り難う御座いました。　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年11月22日

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１１月２１日姑の忌

先ほど早々とブログを切り上げたのは訳があってのこと。今日は主人の母親が亡くなった日でもある。姑が亡くなって今日が５０年目にあたる。ははの５０回忌は此の四月に舅の１３回忌に合わせて鳥取で執り行った。それ故今日はラジカセで般若心経を聴きながら手巻き寿司を食べた。姑が亡くなったのは主人が高校生の頃なので、当然私は会ったことがない。この薔薇はブルームーンという珍しい品種である。この冬薔薇を会ったことのないははへ捧げる。　　ははの忌の紫淡き冬の薔薇

2008年11月21日

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波郷忌

【石田波郷】俳人。名は哲大（てつお）。松山市生れ。明大中退。水原秋桜子の「馬酔木」から出て、清新な青春句と自己凝視の闘病句にすぐれる。句集「鶴の眼」「惜命」など。（１９１３～１９６９）昭和４４年１１月２１日没、享年５６歳　　プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ「鶴の眼」　　吹きおこる秋風鶴をあゆましむ「鶴の眼」　　雀らも海かけて飛べ吹流し「風切」　　霜柱俳句は切字響きけり「風切」　　雁（かりがね）や残るものみな美しき（留別）「病鴈」　　ジャズの音ふみ急ぎたる初時雨「雨覆」　　百方の焼けて年逝く小名木川「雨覆」　　桔梗や男も汚れてはならず（某君に）「惜命」　　七夕竹惜命の文字隠れなし「惜命」　　雪敷ける町より高し小名木川「春嵐」　　妻のみが働く如し薔薇芽立つ「春嵐」　　壺焼やいの一番の隅の客（西銀座卯波）「酒中花」　　ひとつ咲く酒中花はわが恋椿「酒中花」　　今生は病む生なりき烏頭「酒中花以後」　　露か雨か十一月ははじまりぬ「酒中花以後」　　　　　　　　　（『石田波郷集』朝日文庫）　　　　　　　　　昭和５９年９月２０日第一刷発行　５５６円それぞれの句集から二句抜粋した。興味のある方は文庫本でお手頃価格なので、是非お求めの上、石田波郷の句を読んで頂きたい。今も売っているかどうかは分からないが。（お墓の様子は次回へつづく）　　読み返す波郷全集冬灯　最後までお読み頂き有り難う御座いました。　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ　　

2008年11月21日

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酉の市（とりのいち）

関東近辺では１１月の酉の日に酉の市が建つ。特に下谷の鷲（おおとり）神社が有名である。ここに紹介する神社は府中の大國魂神社の酉の市。縁起物の熊手を売る露店が並ぶ。熊手が売れる度にシャシャシャンシャシャシャンシャシャシャンシャンと手締めの音が響く。今年は１１月５日一の酉、１１月１７日二の酉、そして１１月２９日が三の酉と酉の日が三回ある。俗説とは思うが１１月に酉の日が三回ある年は火事が多いと聞いたことがある。いずれにしても火事を出さないよう気をつけたい。ところで私の生まれ育った京都には酉の市がないので未だにピンと来ない。　　誘はるることなどなくて酉の市　　暖かい日が続くのはいいことですね　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年11月17日

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藪巻（やぶまき）

樹木を雪折れから防ぐために庭木を筵や縄でぐるぐると巻くことを藪巻と呼ぶ。殿が谷戸庭園には松が折れるほど雪は降らないので、多分に見せ物的な要素を持っている。日本海側の豪雪地帯では藪巻以外に雪吊が行われる。雨が降ってもすぐに止みしかも温かい。冬本番にはまだ間がある。　　藪巻やさつと上りし狐雨　一日一日を大切に過ごしたいものです　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年11月16日

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初時雨（はつしぐれ）

初時雨にはどのような景色がいいか考えたあげく生け垣を選んだ。生け垣の左横にブロック塀がありその上を猫が駆け庭へ飛び込んだ。この民家で飼われている猫であろう、日が当たっていれば日向ぼこをするところであるが、時雨ではそうもいかないようだ。　　古民家の生垣喬し初時雨　熱燗でｷｭｯとなんていかがですか　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年11月08日

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立冬

確か雨になる予報だったので雨が降らない間にと午前１０時頃川に出てみた。あち見こち見しているうちに野川は次第に晴れてきた。今日は立冬であるが風もなく、穏やかである。立冬の野川では家鴨と鴨はもちろんのこと、川鵜・小鷺・中鷺・青鷺・鶺鴒・そして久しぶりに翡翠を見た。翡翠はオレンジ色のシャツの上にヒスイ色のコートを着ていた。下流からツイーッと飛んできて枯れ葦に止まり、辺りの草に溶け込んでいた。　　立冬や御洒落かはせみ見しことも　　日が落ちるとさすがに寒くなります　　　　　　クリックしてね　　　　　　　　↓　　　人気ブログランキングへ

2008年11月07日

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