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カテゴリ:徒然独り言
精神的にやや疲れているときは、どーんと重い、どんよりした曲より始めるのがよい。
気持ちを曲に同化させておいて、後に、やや明るい曲や、さわやかな曲へとつないでいく。 すると、その後は、なにか、心が少し軽くなったように感じるから不思議だ。 さて、録画してあった、カンブリア宮殿を観た。 はやぶさで有名な、川口淳一郎さんの登場である。 小惑星探査機「はやぶさ」が2010年6月、3億kmも離れたイトカワに着地しサンプルを採取、そして、60億kmの旅の末、流星となって帰還した。 小惑星のサンプルを地球に持ち帰る「サンプルリターン」、幾多の困難に見舞われつつも「イオンエンジン」で惑星間航行など数々の偉業を成し遂げた。地球はオーストラリア上空で燃え尽きるまで、最後に地球の写真を撮り続け送信してきた。 川口さんから言うと、はやぶさは、よくできた子供だった。心配しながら子供との会話を振り返るようにはやぶさを語る川口さんは印象的だ。 番組の中で印象的だったことを少々メモしておきたい。 ・名言・・・ 高い塔を建てなければ、新たに水平線は見えてこない。 あきらめなければ、未来は拓ける。 ・ロケット技術は非核保有国の中では、日本が唯一持つ。 2014年には、イトカワ以外の小惑星を目指して飛ぶはやぶさ2を打ち上げたい。JAXAの吉川真准教授に引き継ぐ。目標は、生命起源探査だ。 ・今後も新しい宇宙船を作っていきたい。ハイブリッドな宇宙船。イオンエンジンと光圧力をハイブリッドに使う。 イトカワへの距離の20-30倍が守備範囲へと広がる。新しい宇宙船は、太陽系大航海時代への道を拓く。太陽系資源開拓へ。 (昔の大航海時代は、黄金と香辛料などを求めたものだったが) ・復興には科学が役立つはずだ。(逆にいうと、科学が何をできるのか、反省もしていかねばならない。問題解決に科学がどう役立つのかということも大きい。) ・はやぶさの成功、ドラマが、(特に若者達に)希望を与えて欲しい。あきらめなければ未来は拓けるのだから。 といった感じであったろうか。 川口さんは、「宇宙人はいると信じている」とはっきり言われていた。 科学で希望を与えられれば、そして、さらには、未来を着実に考えていることが、被災地の方々とはギャップが大きいものの、若者達に、子供達に、夢と希望を与えることができれば、少しでも力が出る事だろう。 私もその願いがかなうように、祈りたい。 -- 東日本大震災から2週間がたった。 今までの、大震災等でいうと、1週間から2週間で、ミニマムのライフラインが戻ってきて、1ヶ月もたつと、基本ライフラインも復旧され始め、復興が始まるという、フェーズ認識であるのだが、今回は、あまりにも、広域かつ被災された方々の人数が大きいように思う。 また、福島第一原発の行方もさらに不安感に包まれたままである。 周辺への避難、屋内退避、さらに、遠方への自主退避と、拡大されつつある状況、物流などの滞り、風評被害も重なり、生活困難圏が広がりつつある。 テレビなどでも数多くの討論がなされているが、思い切って、やや、遠方への疎開的なことを実施したほうが、落ち着くのではないかとの話も出ているようだ。避難して、また、さらに、異なるところへ避難ということでは、寒い中、救援物資の供給にもばらつきのある中では、心身ともに疲労が重なっていってしまうのではないか。 ただ、地元、故郷を離れての遠方への疎開的な話をするには、様々な安心材料とのセットが必要。 子供の学校は、保険は、そして、故郷に帰れるのかなどの不安も続く。 コミュニティを崩さず、あるいは、避難場所毎に、少々長い期間広域避難、疎開的なことを実施する。 そして、地元との情報のパイプ、安否情報の充実、諸行政とのパイプを太く保つ事が必要との話には、自分としてもそのほうがベターかもと考え始めている。 そして、何よりも故郷を復興し、そこに、少々時間はかかるが、帰れるのだということを、約束することが、避難されている方々への大きな安心へとつながるのではないかということだ。 被災地は、国や地方行政で買い上げ、公共の場、たとえば、公園や防波堤、等とし、高台に新しい復興の街、災害に強い街を作るというような構想も必要だし、三県から四県横断的に、1000万人の新しい復興の街の群を検討することも重要だろう。いわば、道州制の先駆けであり、首都圏との関係、チェーン、災害対策を含めた、復興プランを国と地方行政、住民代表などが、話し合って決める事も重要だろう。 今回は、未曾有の大震災、そして、原発事故もこれあり、いましばらくライフラインのミニマム復旧にも時間を要しそうだが、被害が大きいからこそ、また、被災された方々が大きい数であるからこそ、やや遠方への疎開的なプロジェクトが役にたつとも思われる。 復旧にも、今までの大災害以上に時間を要しそうであるが、1-2週間は無理であったが、是非、1ヶ月以内に最小限のライフライン復旧、国と自治体等で力をあわせ、がんばってもらいたいものだ。 そして、1年以内には完全なライフライン等の基本復旧をめざし、並行して地方自治体や国、住民を含めて議論の上、希望の復興プラン、青写真を練り上げ、作っていく。 そして、いよいよ、将来に向けた、復興を大きなプランで開始していく。やるからには、今までより俄然よい街を復興するべきだ。二度とこのような災害を受けないように。そして、さらなる発展ができるように。 東北、太平洋沿いの各県が連携し、国のバックアップのもとに、近代的な、東北太平洋州を作り、高台に広がる現代的な街なみと、被災地は国有あるいは州有の公共施設となったメモリアルと慰霊碑のある記念公園、今まで以上に発展した、東北の新復興地を早く見たいと心より祈る。 それまでの、被災者の方々の生活補助と、数々の情報提供と、希望ある故郷の発展的復興構想、そのようなシナリオ進行を国と地方自治には期待したいし、見識ある被災地の住民の方々にも、力強くあきらめずに、粘り強く、頑張って欲しい。 自らは何も出来ぬが、社を通じて、あるいは、個人として、わずかながらも義援金などで貢献していきたい。 渡辺謙さんも、言葉で被災者の皆さんを励ますようなネット上の活動をはじめられたようだ。 TV・ラジオ・インターネット諸メディアも、さらなる情報充実・発信と、被災者の皆さんへの希望や夢、そして、そこに至までの安心・安全・バックアップの推進について、呼びかけていって欲しいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 31, 2023 04:51:46 AM
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