動くハハ通信

最近読んで、いちばん心に残った本はコチラ。

【送料無料】恋と股間 価格：1,365円（税込、送料別）

タイトルのあまりの率直ぶりに笑っちゃいますが、
内容もずばり「恋愛」と「性」のことで、キレイごとは一切ナシ！
思春期の子向けの本ですが、大人こそ読むべき本！と言いたい

女性でも、思春期・学生・社会人・母親の、どのステージにあっても、
「あるある！」って現実に重ね合わせられるであろう文章がたくさん！

「読んでよかった～」と、
いくつもの文章を手帳にメモしました！

印象に残ったフレーズを引用します

　　　　　

男と女はわかり合えなくていい。理解もしなくていい。
　共感も必要ない。
　でも、思いやろう。お互いに思いやろう。
　わかんなくても思いやれるからすばらしいんじゃないですか。

セックスは、相手がいないと成り立たない。
　だから、とことん相手のことを考える。
　わからないなりに、とことん相手を思いやる。
　セックスの 極意は、すべてそこにあるんです。

何でもかんでも「自分」が一人でできなくたっていいじゃないですか。
　いろいろなことが一人でできていくのは嬉しくもあるけれど、
　「他人に やってもらう」ということの快感だってあるでしょう。
　（中略）お互いがお互いに関われる余地を持つことが「潤い」っていうんですよ。

（恋愛について）何かのスキル、何かのレベル、何かの関心を
　いまよりもアップさせたり広げたりしようとした、
　そういう痕跡が自分の中に残るんで す。
　その痕跡、つまり自分の身と心に刻んだ努力は絶対に、
　あとあと自分のためにもなるんです。

抑えるのではなくて、むしろ、小さくまとまっていた
　自分のキャパシティを「広げる」。
　心から好きな人のために、「これは着られない、これは食べられない」という
　自分のキャパや枠組を、ぐっと拡張してみようじゃないか、ということなんです。

女性は、やっぱり、過去と現在とが激しく同じ地平線状にあるんですよ。
　男性は（中略）そのつどそのつどの、「いま」「この瞬間」を垂直 に、
　上へ上へと積み重ねていくことに命をかけます。

まずは伝えたいことを、相手にちゃんと伝えること。
　「伝える」という中で、自分で自分の気持ちにかたちをつけていくということ。
　自分がど うしたいのか、相手にどう思ってほしいのかを考えること。

男と女という「ちがう生きもの」が一緒にいることに
　意味があるのだと思うんですけどね。
　ちがう認識、ちがう意見だけど、
　気持ちがひとつになれたりもする人間が一緒にいることで、
　お互いに楽しかったり何かができたりするんだと思うのです。

人はね、きっと、「わからない」ものにかかわったりすることが
　嬉しい生き物なんですよ。わからないなりに一緒にいようとする、
　そういう 「無理」に無情の喜びを見出して、
　自分の世界がたしかに広がったことを実感したい生き物なんです。

わからないから知らない、わからないから関係ない、
　というのではなく、わからないものをわからないままに思いやればいい。
　わからないから、思いやりたい。


　　　　　


「思いやる」ってよくいうことばだけれど、
実はすごくむずかしいことですよね。

夫婦関係になるとなおさらむずかしくて、
それぞれの気持ちや状況も常に変化しているしで、ややこしい

初めての産後１年半は、ワタシ、
夫のことを思いやろうという気持ちがまったくナス！で、
「子育てする私の大変さを察しやがれ！！」くらいにおもっちゃってました

それは産後の身体の不調や、子育ての悩み、
母になった自分の将来への不安で頭がいっぱいだったせいなのだけれど、
そのうちの一つだけでも、ちゃんとことばにして夫に伝えることができていたなら、
もっと子育てや夫婦関係も２人でがんばってる実感やチーム感がもてたかも。。。
（現在はケンカ＆葛藤はもちろんしつつ、チーム感はいっぱいっす！）


いちばん心に響いたのは、

お互いがお互いに関われる余地をもつことが
「潤い」っていうんですよ

これって、
●産後（産褥期）にしっかり身体を休めるために、
　家事や上の子の世話を人に委ねられる度量を身につけること。

●自分のおもうようには全くコトが進まない赤ちゃんとの暮らしで、
　人としての器を大きくすること。

●夫や家族はもちろん、地域に子育てサポーターを得ながら子育てする経験を通して、
　コミュニケーションの喜びと学びを得ること。

とまさに産後の私たちにビタッ！と当てはまるな～とおもいます。

子育て、家族、夫婦、仕事、地域活動など、
人と関わることで、生活は何倍にもおもしろく、
豊かで、みずみずしいものになる。

そして人と関わりたい・つながりたいならば、
相手の気持ちを想像して、おもいやって、
おもいをことばにして伝え合うことが大切、なんだなーとメモ。

夫婦だからこそ、すべてが激変する産後だからこそ、
おもいやること＆コミュニケーションはマスト！ですね。


産後・子育て中のかたにもオススメ！
パートナーのおもいを想像する助けになる本です
市立図書館で貸し出ししていますよ～

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