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カテゴリ:読書・小説・雑誌
こんばんは。
図書館で借りて読んだ本のメモです。 『野村の極意 人生を豊かにする259の言葉』(野村克也) プロ野球解説の野村さんの本です。 ノムさん、とか野村監督の方がまだまだしっくりきますねw 名言集、箴言集のように1ページごとにひとことが印刷されていて、下に小さく解説があります。解説も短くてシンプルでよい。全体的に文字が少なくて、しゃきしゃき読めます。面白い。 ノムさんのすごいところは、何と言っても言語化がうまいところと思います。 しゃべりや本を読んでいて、そう思う元スポーツ選手は珍しい。 スポーツ選手の語る内容は、その内容そのものが私のような凡人から卓越したレベルにあるから話の内容だけでも興味深くて、話し方がうまいから聞いてしまうというものでは基本的にないと思うのです。むしろ素朴な話し方の方が内容が際立つこともある。 でもノムさんは違うんですね。 話し慣れているし、こなれてる。自分の型が確立しているのが伝わってきます。 何回も何回も失敗しながら繰り返しやって、苦労しないと身につかない空気や型ってどんなことにもあると思うのだけれど、それを感じます。 この本の中にも 「話す」ということは、自分の体験を理論化するということ。 それがないと指導もできない 現役時代は後輩への手本は身体を持って示せばよかったが、 指導者になってからは、選手を納得させるにはやはり言葉が大切 これが本当にわかっている指導者がどれくらいいるのか…! いや、理解していてそれが外からわからないだけなら結構ですが、こんなふうに言葉が大切だと語るスポーツ選手は本当に珍しいと思うのです。スポーツ選手に限らず誰にとっても大切なことですけども。考えることと、その考えていることを的確に言語化するのは別のことですからね。 野球やスポーツに限らず、汎用性の高いお言葉もあります。 ”ほら、考えて。仕事というものは、考えてやるものだよ。” ”結果が欲しければ欲しいほど、そこにいたるまでの内容を 第一義に考えなくてはならない” ”これもひとつのチャンスだ” ”教えてもらうより、覚えろ” うおーん(;つД`) まさにそう念じながら仕事してるので、堪える…! 我慢、我慢。今がこらえどころ。 教えてもらえない、て考え方するな。これも、ひとつのチャンスだ。 まさにそう思いながら新しい業務をやっているので、染みました。。。 やっぱり、それだけの結果を出した人が語ることは説得力が違います。 ■ 野村克也選手 ■ 3017試合出場(歴代1位) 打率 .277 本塁打657本(歴代2位) 1998打点(歴代2位) 2901安打(歴代2位) 本塁打王9回(歴代2位) 打点王7回(歴代2位) 首位打者1回 今はもう70越えたおじいさんですけども。 私ももちろん現役時代を見たことはないけれど、野球史に残る名選手です。 改めて、敬礼。 *********************************************** 今日の歩数は6,223歩。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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