『マーケティング』という言葉をyahooの辞書で調べると、「顧客ニー
ズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに販
売促進努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動。」と、
あります。
当然、営業もマーケティングに入りますね。
顧客のニーズをつかまなければ、的を射た製品やサービスの提案はできませ
ん。営業マンは正に、販売促進と需要の増加に励んでいるわけです。
古くは『がまの油売り』、大道芸を取り入れた商法は、流行のエモーショナ
ル・マーケティング※にも通じるところがあるんじゃないでしょうか。
テレビ・ショッピングなどは、エンターテイメントですね。のせられて、つ
いつい必要でないものまで買ってしまう人もいます。
高額でない商品なら、買わされたほうも買うまでのプロセスを楽しんで、納
得しています。
究極のマーケティングは、”おひねり”を誘うファン心理を演出しています。
”ブランディング”なんて言葉もありますね。
いい悪いは別にして、マーケティングは消費者の心理操作です。
これは極論ですが、死ぬまで騙し続ければ訴えられませんから、ここまでや
れば、詐欺も犯罪になりません。
ブランドなどは、その付加価値そのものが、”おひねり”みたいなもんです。
モノの値段は、需要と供給のバランスで決まります。ブランディングの成功
は、消費者に対する心理操作の成功です。
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の
杉山氏は「マーケティングという名前の錯覚商法」と、喝破しています。
確かに悪質な錯覚商法がはびこっています。
ただ、錯覚を楽しむ人もいるから、事は厄介です。
一部の水商売なんか、それこそ錯覚を楽しんでもらって、お金を貰ってるん
ですから・・・。銀座の高級クラブ、キャバクラ、ホストクラブに至るまで、
ベラボーな価格設定でも、合法な商取引です。
考えてみれば、こういうモノも含めて、エンターテイメントなんですね。
前号で書いた、”時間”という有限な資源ですが、どのように使っているか
で、その人の価値観を知ることができると思っていました。
しかし世の中、いろんな仕掛けがあるわけです。もしかしたら踊らされてい
るのかも知れません。
自発的に踊るのは大変ですが、踊らされるのはけっこう楽です。
自発的に踊る人が『自己実現する人』だと、私は思っています。
そのための”自分探し”です。
※顧客の感動・情緒・感情・情動に訴えるマーケティングで、コンサルタント
の神田昌典氏が提唱した。
『自己実現する人、しない人』→ http://tinyurl.com/56qxz