佐渡島へ~下見編
先週末、佐渡島遠征。遠征といっても新潟駅から佐渡汽船のフェリーターミナルまではバスで10分程度だし、新潟港から佐渡島の両津港まで、超高速船ジェットフォイルで結べば1時間で到着してしまう。なので島旅独特の”はるばる感”はあまりなかった。しかしこのジェットフォイルのスピードには驚いた。最高時速は80km/hを超え、乗っている感覚としては航空機に近い。それもそのはず。ジェットフォイルは高速航行中、船底の翼が海面からの浮力を得て水面上を滑空しているのだ。海面スレスレを「飛んで」いるのだからフネというよりはむしろヒコーキ。もともと航空機会社のボーイング社が手がけていた(現在は国内でライセンス生産されている)というから航空機のノウハウがてんこもり、という訳なのだろう。実際、タービンがヒュューーンと回転する音や乗り心地は窓から見える景色が海じゃくて雲海ならまるで飛行機だ。しかもこのジェットフォイル、期間土日限定の割引で約50%OFFの運賃で利用できるのだ。佐渡汽船、太っ腹!これを利用しない手はない!ということで、佐渡おけさの歌詞にある、草木の如く佐渡へとなびいてみたのだが、実は佐渡に対する確固たる目的は無い。天気がよけりゃ佐渡島の最高峰金北山からドンデン山まで縦走、なんて計画もアタマにあったが、最悪の雨模様。今の時期は日も極端に短いのでムリはできない。あすの日曜日は寒気の影響で急激に冷え込むことも予想される。「ま、今回は下見という事で・・・」これから長い新潟転勤生活が続く訳であり、ここで焦ることはない。ハイシーズンに向けての下見としても十分価値があると思うのだ。ターミナルの観光案内板で気になっていたのが加茂湖周辺のトレッキングコース。加茂湖は周囲約17kmの新潟県内では最大の湖だ。(あら、新潟ってあまり大きな湖がないのねぇ・・・以外)「そうだ、加茂湖一周ってのはどうだ?」湖岸をグルッとトレースすれば進行方向に360度景色を確認できる訳だし、下見には絶好の題材なんじゃないか?装備はウィンターキャンプ仕様だし、途中日が暮れる前にどこかサイトを見つけてテントを張ってしまおう。と、かなり後付けかつ強引ではあるがターゲットができた。動機がないと人間は一歩が踏み出せないものである。低く垂れ込めた雲が山の稜線を覆う。この雲の向こうには金北山のピークが見えるはずなのだが・・・。天気は、まぁ、期待できそうに無い。そんな感じで即席プランの『加茂湖一周~佐渡下見プチバックパッキングの旅』のスタートを切った。人気ブログランキング参加中!クリックお願いします!