新しいリーグの開幕戦
渋谷区のOver50リーグの開幕戦。シニアリーグの出場資格は40歳以上で、しかもピッチ上には38歳以上のプレイヤーが2人まで入ることができる。Over50リーグというのは、50歳以上のプレイヤーの出場機会を増やすために今年の秋からスタートしたリーグ戦。
川崎市だと、ずいぶん前からOver40リーグとOver50リーグの二つがあるんだけれど。渋谷区では、これからスタート。基本的には、親善が目的。60歳以上の人がゴールすると2点と計算されるという特殊なルール。
Over50リーグができるということは、それだけサッカーを楽しむ高齢者が増えたってことなのかな。50歳以上限定なら、自分にも、少しは出場機会があるかもしれない。自分はアラカン(around60)なので、早くOver60リーグができて欲しいもの。
新小岩で19時半にキックオフ。遅い時間帯だし開幕戦なので、おそらく試合終了後にはチームメイトと飲んでくることになるんじゃないかなとかみさんに伝える。飲むのはいいけど、乗り過ごさないでね、とかみさんからのご忠告。
自分の中ではサッカーをやることと、その後の飲み会はセットみたいなもので。試合の終わった後は、飲みながら試合を振り返りたいものの、なかなかその機会がない。飲んでコミュニケーションを取らないと、試合中にもコミュニケーションを取るのは難しいんじゃないかな。飲んべえの戯言と言われれば、それまでだけれど。
シニアのチームに比べて、主力をほとんど欠いているメンバー構成。サッカー経験者がほとんどいなくて。さらに、GKがいない、CBがいない、ボランチがいないという状況で。はたしてどうやって戦うのだろうかと心配していたのだけれど。
GKには助っ人を、CBには経験者を入れて。ボランチは、いつもSBをやってくれているメンバーに。自分は左のSHでスタメン。途中から出ようと、スタメンだろうと変わらないようなものだけれど。やはりスターティングイレブンというのは緊張する。
メンバー構成としては飛車角落ちという感じなので、試合前はボコボコにされるんじゃないかと危惧していたのだけれど。いざ試合が始まってみると、結構ボールが回る。ピンチがないわけではないけれど、一方的に攻められるわけでもない。チャンスもあって相手陣内の深くにまで攻め込むシーンもある。ただシュートまではいかないのが残念。
前半途中で交代。前半は0-0のまま。後半開始から出場。ポジションは変わらず。相手陣内のペナルティーエリア付近まではいくものの、決め手に欠ける。ボールのあるところにワラワラとプレイヤーが集まってしまい、逆サイドの空いたスペースに展開できない。小学生みたいなワーワーサッカー。途中で交代。
自分が交代した後で、ビッグチャンスが到来。ボランチが右サイドをえぐってのクロス。ゴール前には3人ほど詰めていたのだけれど。残念ながらゴールならず。ベンチで観戦しているメンバーからも大きなため息。
アディショナルタイムは1分。このままスコアレスドローかと思っていたら、再びビッグチャンスの到来。ポンポンとパスが繋がって、相手ペナルティーエリア付近まで。あとはシュートを打つばかりというところから奪われてのカウンター攻撃を食らう。
全員がゴール前に戻っての守備。ここを守り切れば試合終了のホイッスルという時間帯。なんと劇的なオウンゴールを喫してしまう。その直後に長いホイッスルが吹かれて、ゲームセット。開幕戦は惜しくも0-1での敗戦となった。
残念な結果ではあったものの、うなだれている選手はいない。試合には負けたけれど、出場したすべてのプレイヤーが全力を出し切ったからだろう。もっと一方的な展開になるかと思っていたけれど、結構やれる。チャンスを決めることができていたら、どうなっていたかわからなかった。
試合終了後に、チームメイトのご夫婦を誘って飲みに。看板に出ていた焼きはまぐりを食べたかったのだが、残念ながら売り切れ。霜降り馬刺を肴に、最初はビール。それから焼酎のばち割り。気持ちよく飲んで、新小岩のホームでお別れ。
新小岩なので、武蔵小杉までは一本と思っていたのが大間違い。なんと目が覚めたら、大船。かみさんに連絡しようと思ったら、携帯電話のバッテリーが上がってしまっている。あれだけ忠告されたにも関わらず、朝帰り。もちろん、かみさんからお小言を頂戴したのは言うまでもない。