今年の4月から渋谷区のシニア2部リーグで戦うチームの、最初の練習試合。10人しか集まらなくて、10対10の試合に。中学校の小さいグラウンドだったので、ちょうど良かったかも。20分の試合を4本。10人なので、フォーメーションは3-2-3-1。

　1本目は、キーパー。2-2の同点。失点シーンは、いずれもディフェンスラインの裏を突破されてのもの。キーパーと1対1の局面で、飛び出さざるを得ない。そこを交わされて、無人のゴールマウスにシュートを打ち込まれる。

　最終ラインを上げていて、自分のポジションもペナルティーエリアの外。こういうときに相手がドリブルで突破して。ディフェンスが後ろから追っているような場合は、キーパーは飛び出すしかないと思うんだけれど。キーパー経験の少ない自分には、よくわからない。

　飛び出した以上は、ボールに触る。少なくともディレイさせて、味方ディフェンダーの帰陣を待つべきなんだろうけれど。一発で交わされてしまっては、どうしようもない。

　2本目は、左のサイドハーフ。指示されていたのは、ボールを持ったらトップ下に落とすこと。ところが、相手のプレスが早くて。どうにも足下にボールが落ち着かない。ちゃんとボールをコントロールしてからパスを出せばいいんだけれど。焦ってしまって、うまくトラップできない。パスがワンタッチになってしまって、精度が悪い。自分のところでボールを奪われることがしばしば。1失点して、0-1。

　3本目は、センターFWに。どうせ自分のところではボールが収まりそうにない。頭を切り替えて、前線からディフェンスをすることに。そもそも初めての試合なので、連携というものがほとんどなくて。なかなかパスが来ない。パスが出せない。さらに足の吊る選手が出てきて。立て続けに失点して、0-3。

　寒かったせいもあるし、日頃の運動不足もあって。みんな、足が止まりがち。足が吊ってしまって、まったく走れない選手もいる。4本目は、相手チームからメンバーを借りてプレイすることに。ポジションは、やはりセンターFW。

　試合の展開としては、どうしても押し込まれることに。それでも相手のミスに助けられて、失点はゼロ。あまりの実力差に、逆に余裕を持ってゴール前でパスをするのに助けられた。味方のカウンター攻撃が決まって。このセットは2-0。

　いろいろと課題はあったものの、初試合としては悪くない。もちろん、点差はひどかったけれど。相手チームは、シニアの1部とOver30のチーム。実力差を考えれば、よくやった方だと思う。自分としては、もっと落ち着いてプレイできれば、もっとボールも収まったと思うのだけれど。

　最大の収穫は、みんなが楽しんでプレイできたこと。負けはしたし、点差も実力差もあったけれど。それでも、みんなが楽しめれば、チームとして続けられる。そのことが確認できたことが、何よりも大きい。