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海風に吹かれて

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2008年04月22日
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カテゴリ:音楽
前日の風雨中不完全燃焼ストリートの悔しさもものともせず、
翌日は一人でお茶の水界隈の散策に出た。

JRお茶の水駅から神田川にかかるお茶の水橋を渡り、湯島聖堂に向かった。
こんな唄の一説が想い出された。


『或の日湯島聖堂の白い石の階段に腰かけて                      
 君は陽溜まりの中へ盗んだ檸檬細い手でかざす                    
 それを暫くみつめた後で きれいねと云った後で齧る                 
 指のすきまから蒼い空に 金糸雀色の風が舞う                    

 喰べかけの檸檬聖橋から放る 快速電車の赤い色がそれとすれ違う           
 川面に波紋の拡がり数えたあと 小さな溜息混じりに振り返り             
 捨て去る時には こうして出来るだけ 遠くへ投げ上げるものよ            
 
 君はスクランブル交差点斜めに渡り 乍ら不意に涙ぐんで               
 まるでこの町は青春達の姥捨山みたいだという                    
 ねェほらそこにもここにも かつて使い棄てられた愛が落ちてる            
 時の流れという名の鳩が舞い下りて それをついばんでいる              

 喰べかけの夢を聖橋 から放る 各駅停車の檸檬色がそれをかみくだく         
 二人の波紋の拡がり数えたあと 小さな溜息混じりに振り返り             
 消え去る時には こうしてあっけなく 静かに堕ちてゆくものよ            

              (さだまさし作詞作曲「檸檬」より) 』


IMG_0001-1.jpg


湯島聖堂~神田明神とゆっくりと歩いてみた。
学生時代はあんなに時間があっても訪れたことのなかった場所。

あれから30年もの月日が流れているのに、きっと、そんなことにおかまいなく、
この土地の主はそれまでと変わることなく、これからもずっと佇んでいるのだろう…。


そのあと、前日時間がなくて行けなかった楽器屋に1軒寄って静岡へと帰って来た。

イイ旅だった。





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Last updated  2008年04月23日 00時24分08秒



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