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カテゴリ:音楽
前日の風雨中不完全燃焼ストリートの悔しさもものともせず、
翌日は一人でお茶の水界隈の散策に出た。 JRお茶の水駅から神田川にかかるお茶の水橋を渡り、湯島聖堂に向かった。 こんな唄の一説が想い出された。 『或の日湯島聖堂の白い石の階段に腰かけて 君は陽溜まりの中へ盗んだ檸檬細い手でかざす それを暫くみつめた後で きれいねと云った後で齧る 指のすきまから蒼い空に 金糸雀色の風が舞う 喰べかけの檸檬聖橋から放る 快速電車の赤い色がそれとすれ違う 川面に波紋の拡がり数えたあと 小さな溜息混じりに振り返り 捨て去る時には こうして出来るだけ 遠くへ投げ上げるものよ 君はスクランブル交差点斜めに渡り 乍ら不意に涙ぐんで まるでこの町は青春達の姥捨山みたいだという ねェほらそこにもここにも かつて使い棄てられた愛が落ちてる 時の流れという名の鳩が舞い下りて それをついばんでいる 喰べかけの夢を聖橋 から放る 各駅停車の檸檬色がそれをかみくだく 二人の波紋の拡がり数えたあと 小さな溜息混じりに振り返り 消え去る時には こうしてあっけなく 静かに堕ちてゆくものよ (さだまさし作詞作曲「檸檬」より) 』 湯島聖堂~神田明神とゆっくりと歩いてみた。 学生時代はあんなに時間があっても訪れたことのなかった場所。 あれから30年もの月日が流れているのに、きっと、そんなことにおかまいなく、 この土地の主はそれまでと変わることなく、これからもずっと佇んでいるのだろう…。 そのあと、前日時間がなくて行けなかった楽器屋に1軒寄って静岡へと帰って来た。 イイ旅だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年04月23日 00時24分08秒
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