みちのく記念病院の当時の院長と主治医を犯人隠避の疑いで逮捕へ
●RAB青森放送の記事の一部転載です。おととし3月八戸市の「みちのく記念病院」で患者が同室の男性を殺害した事件を巡り、複数の病院関係者が事件を隠蔽した疑いが強まったとして警察は関係先の強制捜査に入りました。 容疑が固まり次第病院関係者を逮捕する方針です。●讀賣新聞オンラインの記事の転載です。青森県八戸市の「みちのく記念病院」で2023年3月、入院していた男性患者が相部屋の男に殺害された事件を巡り、死亡の経緯を隠したとして、県警は当時院長だった医師の男(61)と、その弟で男性患者の主治医だった医師(60)を犯人隠避の疑いで14日にも逮捕する方針を固めた。病院は被害者の遺族に対し、死因を「肺炎」とする死亡診断書を渡すなどしており、県警は2人が事件の 隠蔽いんぺい を主導したとみて調べる。殺人事件は同年3月12日深夜に発生。入院していた高橋生悦さん(当時73歳)が、アルコール依存症などで入院していた相部屋の男(59)(殺人罪で懲役17年が確定)から、歯ブラシの柄で顔面を何度も突き刺され、別室で手当てを受けたが、翌13日午前10時10分に死亡が確認された。捜査関係者によると、当時の院長と弟の医師は共謀して同日、高橋さんが院内で殺害されたことを知りながら、県警に通報せず、うその死因が書かれた死亡診断書を遺族に交付するなどして事件の隠蔽を図り、相部屋の男を隠避した疑いが持たれている。病院は高橋さんの外傷について、「転んだ」などと家族に説明し、事件の発生を県警に通報していなかった。しかし、同日午後6時過ぎ、病院の対応に疑問を持った職員からの通報で県警が事件を把握。遺体を司法解剖した結果、死因は頭部や顔面の損傷と判明した。23年4月には、刑法の虚偽診断書作成容疑などで病院を捜索していた。当時の院長は現在も、病院を運営する医療法人「杏林会」(本部・東京都目黒区)の理事長を務めており、弟とともに病院に勤務している。(今回の記事では、誰が主治医だったかが明らかになっています。院長の家の入口2か所には、カメラマンなどが集まっています。敷地内に入っている人もいます。近くの駐車場に停めてある車には、青森ナンバーが多いですが、中には仙台ナンバーのものもありました。)●午前、警察は、当時、病院の院長だった石山隆容疑者(61)を犯人隠避の疑いで逮捕しました。また、弟で高橋さんの主治医だった男も、まもなく逮捕する方針です。 警察はけさから病院への捜索を行っていて、嘘の死因を診断書に記載した詳しい経緯を調べています。