125724 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

UNIT PROJECT ≪UNI≫

UNIT PROJECT ≪UNI≫

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

プロフィール

空光

空光

カテゴリ

バックナンバー

2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月

フリーページ

2008年10月27日
XML
カテゴリ:公演を終えて
ソラが黄昏に染まるだけ~♪

美空ひばりの『川の流れのように』の歌詞の一部です。
見事に芝居の中身と一致。
適当に選んだんだけど、偶然ってすごい。
今回ほど美空ひばりと言う人がすごいと思ったことはない。
年代を問わず、人の心に届く歌。
声、音、そして心・・。
私は今回、曲を決めるにあたって、そして、本番のイメージを創るために何度も聞いた。
そのたびにいろんなことを思い出し、涙がこぼれそうになる。
『愛燦燦』
すごい曲だねえ・・。
何度聞いても泣くのよ。
曲もいいよねえ。本当に。
人に聞いた。
この曲に出会って、スランプだったひばりがまた一斉を風靡したって。
彼女にとっても、そのままの自分の曲だったのだって。
だから届くんだと思う。
そして、今回の『ブックマーク』と言う作品も、私自身を描いている。
ぴったり心があったのかもしれません。
「人生って不思議なものですね・・」

4曲目は曲に似合わず女性ボーカルなんですよね。
そこがまた気に入っての採用。
とにかくシーンを切るためのブリッジ曲なのでインパクトがあって、スパッと切り替えられるのが欲しかった。
クランベリーズの『ドリームス』
6曲目のシンプリー・レッドの『スターズ』も本番前に急遽差し替えたもの。だから、稽古では1度も試していない。合うかどうかは賭けでした 雫

そして、今回のメイン曲はカノンという女性ボーカルの曲です。
クラシック曲のアレンジで創られている曲たちは本当にきれい。
声楽からの歌い手さんなので、声が本当にすてき。
きっかけ曲、幻想のシーン、別れのシーンの2曲、そしてラストと5曲も入れてます。
ラスト曲はうちの十八番、パッヘルベルのカノンをアレンジしたもの。
『キセキSong of Love』

キツネが駆けるシーンは少し日本風にしたかったので、宗次郎の曲です。聞いたときピーンときました。役者にもぴったり波長が合って、そのおかげでこのシーンは完成しました。運命の曲ちゃうか(笑)
そして今回の曲の中で一番好きな曲は交錯する思い出と人のシーン、『White Night』。
これは本当によかった。
シーンとしても私は好きでしたね。
『Neverending Story』『サイダーハウス・ルール~メインテーマ』はBGM的に・・といれたもの。この病院、”ゆうせん”入ってるねん。と自分で勝手に決めたのでした(笑)
でも、交錯のシーンとこの病院のシーンで征哉と星美の《かあさん》は見事に美しく描かれました。思い出にしかない人。それぞれの心の中に残るその人は、お客様にはどのように見えたのでしょうか?

第5場 《母の死》
台本にはそう書かれています。
実はシーンごとに今回はタイトルつけてます。
ここで使ったのが、曲のような音のようなもの。
ぴったりはまってくれた『Peace』。そしてさくら嬢の熱演のシーン、後半。真っ白のベッド・・。そこに人がいるように見せないといけない大変なシーン。
そんな彼女にはこの曲だと、これも最終稽古ぎりぎりに差し替えました。
『First Of May』サラ・ブライトマンが歌う『若葉の頃に』です。
まさにそうかもしれません。彼女の演じる星美にはぴったりでした。
お客様も号泣だった驚きのシーンです。

前回から活躍してくれている『The Rose』溝口肇さんの演奏のものです。
前回はたしかオルゴールバージョンかな。これを使ったのはたしか・・『残 華』。
あのシーンも好きだったね。
「菊は沈み、桜は散って・・」
「ちょっと待って、それじゃ何も残らないじゃない」
「そう、あとには何も残らなかった。」
それがあの日本という国を変えた太平洋戦争なのです。
今回は傷つきやすい女心を描いたシーンに使いました。
朗読会『星の王子さま』ではそれこそバラのシーンに。彼女との別れのシーンに使ったものです。
ここの話は私にはつらい話でした。私を知る人ならきっとすぐわかったはず。あの第6場は私のコンプレックスが描かれたものだってね。
いろんなこと思い出すものね。
見ながら私は涙がこぼれた。
「死にたい」って思ってたあの頃を思い出すから・・。
泣いた瞬間に惨めさしか残らなかったあの時・・。
そんな私がつまったシーンだったんです。

第7場は恐るべき10分間もあるオムニバス?のシーン。
曲は『北飛行』というもの。なんとなく気に入ってそのまま連続してながしっぱです。
征哉役の彼のホントの言葉を書いてやったシーン、私の本音が書かれたシーン・・そして星の王子さま。
この次の朗読が反転シーンであり、芝居の中心をながれるテーマそのもの。
そこは朗読会と同じ曲『Mr. Lonely』。溝口肇さんのチェロで奏でるこの曲は心を癒してくれます。
その癒しがまるで王子さまの言葉が癒してるように聞こえる。だましの助っ人です(笑)

救急のあとのシーンで使った『眠る水』も溝口さんの演奏。そして朗読会でもつかったもの。
TVで聞いて、気に入ってすごい探してCDを手に入れたのです。
このCDが今年は大活躍でした。

『愛燦燦』のオルゴールと曲のみも使いました。
おばあちゃんが謝って謝って・・そして過去の話の途中でかならず歌に変わる・・なぜかはわからないけど、いつも同じ場所で同じ歌・・。
このモデルのおばあちゃんは、私が台本を書き上げた時に亡くなられました。最後までお礼を言いながら、安らかに逝かれたそうです。
少しでも私はおばあちゃんの心を描けたのだろうか・・?
少なくともCatheが演じたおばあちゃんは人の心に懐かしさ・・そして癒しを与えたと思う。
伝わっただろうか・・?戦争を越えて生きてこられた人の想いが・・。

ここ一番はサラ・ブライトマンで。
うちのキメシーンはサラかセリーヌときまってるのです。
しかもかならず新曲で。
最後の夕日のシーン。
ポンタがおきつね様になるシーン。
夕日色の・・黄昏色の中で、すべてが染まり、叫ぶ声は届かない・・でも答えるようにキツネの鳴く声が・・・。
台本を書く前から見えていたシーンです。
そしてこの曲でと。
サラ・ブライトマン『Symphony』
最高の曲。最高のシーン。
私の中に描いた絵と同じ美しいシーンでした。
スタッフに大感謝の一コマでした。

今回は・・というよりも、今回も選曲はかなり良かった!
自分で褒めるのもなんだけど、いまサントラ聞いてもすごい良いもん。
最高やね。
普通にBGMでかかってても癒されます。
今は『バルコニーの上で』が流れています。

少し、心が開いてきました。
音楽は人を癒します。
しばらくはこのサントラを聞くようにしてみます。
メンバーも聞いてるのかな?
カラオケで歌ったらしいから、覚えるくらい聞いてるんだろうね ウィンク
毎度毎度・・良いサントラですな。
唯一、自分で自慢できるところかな・・。
選曲のセンスはちょっといいんちゃうん ウィンク

きっと聞くたびに思い出すんです。
この芝居のいろんなシーン。そして思い出。
私たちの《しおり》になってるんやろね・・。きっと。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年10月28日 00時49分31秒
[公演を終えて] カテゴリの最新記事


お気に入りブログ

チャッカン サラム … myaさん
ふんわり浮雲!サバ… うきぐもさん
創造結社SJK 創造結社SJKさん
『Henachoko通信』略… traiventiさん
競馬とゲームの虜 D・カインさん

コメント新着

にゃあた@ ねー。。。 そんなネタに食いつく奴いませんから!! っ…
にゃあた@ケイタイ@ 奥深し。。。 なつかせる・飼い慣らすを考えていたら、…
にゃあた@ 入力? 平日休みで転がってる人がココに1名おり…
にゃあた@ Re:UNI以外のお芝居生活 芝居漬け・・・。 すっかり離れている身に…
×にゃあた×@ おつかれさまです。。。 捜し物をする時には、探している物を褒め…

© Rakuten Group, Inc.
X