古の記憶・」ホンダFI撤退に思う
もう2昔以上前の話です。ある週刊誌でFI特集をやるというのでその雑誌の関係者の知人から「何か書いてくれ」と頼まれてF1の記事を書いた事があります。昔の事で不確かですが当時のホンダのメインのドライバーはウィリアムズのNマンセル・NピケからマクラーレンのAプロスト・Aセナへの(ジョイントナンバーワン)に移っており、常勝・此の世の春を謳歌していた頃だったと思います。拙い記憶を頼りに辿ると「ホンダは勝つのが当然の様な状況になった時はF1から撤退し、その資金と技術のフィードバック、ブランドイメージを背景にに欧州での高級スポーツカーの販路を拡大するだろう。撤退する時期は来るサッカーW杯の時だ。」と書いた覚えがあります。私はトヨタ+フェラァーリの様な企業をイメージしていました。結果は全てハズレでした^^;。当時は大看板の企業がモータースポーツから撤退する時はW杯のドサクサに紛れてファンの非難をかわし退場するのが常でした。ハズレはしましたがホンダの企業戦略としてはその方が正解だったと今でも私は思っています。しかし・・・本当にホンダは会社挙ってモータースポーツが大好きなんですよね。勝てる時は勝ちまくって皆で喜び、勝てなくなったり経済状況が許さなくなったら普通に野に下って力を貯めて捲土重来を期す。モータースポーツが企業戦略では無く、企業理念の一部に組み込まれている気がします。社会情勢を理由に今回F1撤退を発表しましたがHONDAは必ず戻ってきます。本田宗一郎のモータースポーツへの想いが大企業としてのホンダの重荷になっているという意見もありますが私は逆だと想いますね。いつも「ソコ」にこの会社の「元気の元」があるんですから。がんばれホンダ!!