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三代目(息子29才)の第一回【石あかり展】の個展が終わり 追加注文の制作に取り掛からなければならないが その前に天草木目石の原石を調達しなければならなかった。 久し振りに訪れた採石場には、綺麗な木目模様の割り石が飾られていて しばらくその美しさと質の良さに釘付けとなって見入ってしまった。 見事に年輪模様の入った木目石(希少価値ありの非売品) この天草木目石は、上天草市大矢野町で採石される珍しい石で リソイダイト貫入岩であり、流紋岩が貫入したときに その熱水作用によって絹雲母・電気石・石英などが生成してできたもので 木目の模様を初めて見る人は、木の化石と間違われるそうだ。 この模様を生かして、今まで張り石用の石材として建築石材に利用されたり 石英分の多い部分は良質な砥石として利用されているが 約1年半前に、この石の魅力を再確認し、石灯りや小物彫刻に取り組み始め 11月10日~15日までの6日間、熊本県伝統工芸館にて 初の【石あかり展】の個展開催に至ったが、何と超大盛況で 今後も木目石を使った作品づくりを続け、日本中に広めて行こうと決意した。 石山と積み込み作業 2トンダンプに積み込んだ原石 この天草木目石の原石はキズが多いのが最大の欠点で 始めから作りたい作品の大きさの寸法がなかなか採れず、 キズのない石と模様を眺めて作品を考えるという、ちょっと変な工程となっている。 個展に出品し、今日納品した石灯りの作品 今回のお客様は、玄関の棚の上に鏡のある場所に設置して下さった。 これなら背面の彫刻も見えるし、光の数も多くなり二倍の石灯りを楽しめます。
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Last updated
2015.11.19 20:06:21
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