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カテゴリ:戯れ言
親父ギャグはことの詳細をしっかり理解することができずに言葉を丸めてその場を取り繕うとする痴呆化の始まりと言われています。
また、若い女性も「かわいい」の一言で色々な感情をひとまとめにしてしまいます。 なので、趣旨がわからずその場で流してしまう・・ことが多くなりました。 世の中も「耳障りの良い無責任な言葉」で物事をまとめることが多くなっています。 そうすると受け取る側の人間が物足りなさを覚えて悶々とする・・・共感することがなくなる。 膝を叩いて、 「それそれ、そうなんだよな!我が意を得たり、言いたいことを言ってくれてる。ありがとう」 みたいな共感することが少なくなっているような気がします。 「頑張れば報われる」諦めない気持ちが必要だ・・・と言えば誰も批判はしません。 そんなわけないでしょ!と言った時点で山ほど批判が殺到するかもしれません。 でも、自分の人生を振り返ってみると 著者が言っている 「あなたにとって何が大切でなにが無駄か 正しい諦めだけが最大限の成功をもたらすだろう」 という考え方に共感することは多いです。 ※ただし、諦める・・・ことが前提となっているのですが、価値観や時間軸、大局観の捉え方で ちょっと違った思いで読んだので、主旨がやや異なるかもしれません。 経営者は自分の理想を持って会社経営を行なっていますが理想と現実の差を課題と言います。 理想の姿を諦めているわけではなく、こうありたい姿を絶えず模索している。 人間もなりたい自分や理想に基づいてそれによって得られる収入、生活を比較して就きたい仕事を選択しています。 理想の姿は思いつきではなく自分の哲学や能力、実現可能性、成功確率、利益などの色々な要件を踏まえて明確化されたものである。 決して消去法に基づいて他のものを諦めた結果ではない。 がむしゃらに努力すれば良いということではなく、まず自分の進むべき道をしっかりと見定めて努力することの重要性を感じます。 今までかけてきた多くの時間と労働を諦めると言っていますが、決して100点を目指さず、80点水準で良いと考えておけばとても余裕を持って物事に取り組むことができます。 失敗しないためにあらかじめ予防線を張ってそうなった時は仕方がないと諦めておくものではないと思います。 失敗した時を想定して最初から予防線を張っておくことよりも、決して完璧を目指さず、80点でよしとしてその水準に向かって努力する。 現状に対するぼんやりとした不満が理想と違っていることの後悔に結びついている・・こと こんなはずではなかったと後悔する。お酒を飲んで発散してもその時は楽しいが、家に帰ると虚しい気持ちに襲われてしまう・・・ 不安になって、努力は裏切らない。頑張れば救われる という耳障りの良い言葉でまとめてしまうのではないかと思います。 多分、こういうことを繰り返していくと、目的を見失ってしまうのではないかと思います。 この本の趣旨は多くの点で共感しましたが、自分目線で語らせてもらえれば (1)最初の一歩を踏む出す前に自分のあるべき姿をしっかり明確化して仕事やライフスタイルを選択する (2)全て100点を目指そうとせず、80点達成のために努力する。頑張ることは必要だ。 (3)最初から失敗した場合を想定して予防線や言い訳を考えない。その分、仕事に集中する。 (4)そして小さな成功体験を積み重ねて自分を褒めること。 結論を言えば、 「頑張れば報われる?そんなわけないでしょ」ではなく、 「自分のあるべき姿(目標)をしっかり持ってそのために頑張るんだ! そうすれば報われる。」 ということになると思います。 最初から失敗を想定して事前に手回しなどの小賢しいことを考える前に 覚悟を持って一生懸命頑張ること。 そうすれば視野が広がってあるべき姿も徐々に変わってくる。 少しずつアップデートしていけば良い。 幸せな人生はそのことの繰り返しだ。 と、言いたい。 筆者の「諦める」という言葉は「とらわれるな」という意味で考えるととてもよく理解できます。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.07 05:31:15
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