ペットでは無い…理由・緑の目をしたハダさん
もともと、どこから来たのかわかりません。ハダさんの母親は毛がフサフサの由緒ありそうな、ノラでした。なぜかわかりませんが、この辺りで独りで生きていました。タヌキと間違えられました…近所のアパートに夜のお仕事の女の方が真っ白いオス猫を連れてやってきました。フサフサのノラは妊娠しました。(イケメン好き…あるいは優秀な種の保存)無事に四匹生まれました。たぶん、我が家の縁の下です…ある日の暖かな春の日曜日ノラは歩けるところまで育てた我が子たちを連れてやってきました。「見てみて!可愛いこが三匹もいるよ!」と子ども達を呼んだら「あ、また来た!四匹!!」なんと不思議なことに真っ白い子肌色の子トラ猫の子そして真っ黒…なんで(?)今は亡きおじいちゃんはとても生物に愛情を持った方だったので(蜘蛛の巣も壊すことができず、雑草も命があると、取れませんでした。)「しかたがない…」と言って縁側に箱を置いてあげました。そんなこんなで、結局は全員、おじいちゃんと暮らしたんですがね。そしてある日おじいちゃんは自分で救急車を呼び武士道のごとく、潔くたった3日の入院で亡くなりました。「どうだ!」と言わんばかりです。不思議なことに、ノラちゃんはノラ猫魂から逃れることができずさっと出て行きました。一番、そう、一番どうでもいいようなハダさんだけが残りました。不思議です。おじいちゃんの無くなった日、悲鳴にも似た鳴き方をしていたのはハダさん…だからもともとハダさんは独りです。ペットの猫と違うのはJust Now!Just Here!Me!生きている。愛する。求めない。というあたりまえの生き物ではないか…例えば、インドで神とされている牛の生き方…自分は生きるように生きている。