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カテゴリ:読書
銀色夏生のおしゃべり本第4弾、「うらない」についての日記をまだ書いていなかったので、簡単にご紹介しますね。
![]() うらない おしゃべり本の第2弾「タトゥーへの旅」が、最後にエイジくんと占い師さんのところに行く場面で終わっているのですが、銀ちゃんのあとがきにこう書いてあったのを覚えているでしょうか? 「あまりにもインパクトが強すぎて『俺のタトゥーなんか、どっか行っちゃいましたね』って。たしかに。なので、占い編に入れました。」 というわけで、かなり期待度高し ![]() ![]() ![]() ![]() ミラさんは、タロットカードがメインで、エネルギーリーディング、アカシックレコードリーディング、算命学などを組み合わせてリーディングを行っている占い師さんです。彼女は、「Fairy Light ミラ」というブログを持っていらっしゃるので、ご興味のあるかたはどうぞ。 私が思うに、「占い」っていうのは、自分がこうだと思っている事を再確認する作業なのではないかな。つまり、「占い師」さんとのおしゃべりというよりは、「自分」とのおしゃべりだと思うんですよ。そういう意味で、この「うらない」は、銀色夏生ファンにとっては、銀ちゃんの内面がよく分かる、読み応え十分の中身が濃い本だと思います。 最初に「去年からの私の流れ」ということで、「つれづれ」をやめるに至った気持ちのこととか、「メール交換」のトラブったこととか、おしゃべり本を出すことになったきっかけなどが語られています。また、おしゃべり本の後に詩の本を3冊書きたい、なんていうことも語られているのですが、実は、その詩集の第1弾「やがて今も忘れ去られる」が、11月25日に発売されています。(こちらについては、後日アップしますね) ![]() やがて今も忘れ去られる 冒頭で紹介した、エイジくんの占いの場面が、かなり面白い。いきなり、ミラさんに「霊媒体質」だと指摘され、納得するエイジくん。また、他人の意識を拾ってしまうので、人ごみのなかにいると、船酔いならぬ「人酔い」するという指摘にも納得しています。なかなか眠れないのも、人の意識が絶えず感じられるのが原因なんだとか。タロットカードを使わなくても、エネルギー的なことはその人をみるとすぐに分かっちゃうんだそうです。 さて、このミラさんっていうのが、言葉遣いも独特で、すごく濃いキャラの占い師なんですよ。なので、この本を好きになるか嫌いになるかは、彼女のキャラが受け入れられるか受け入れられないかにかかってくると思います。それも含めて、今回の本は突っ込みどころもあるし、ふむふむって思うところもあるし、読み手によって、いろいろな感想が出てくるのではないでしょうか。 最後にあとがきにある銀ちゃんの言葉を紹介します。 「うらないのおもしろさは、占い師といっしょに、1本のローソクを持って、真っ暗な森の中を探検するようなおもしろさです。(中略)即興のジャズセッションみたいなものです。そんなふうに、自分の心の中という森を探検していく旅。占い師は、そんな旅のツアーガイドです。」 「うらない」を読むと、銀ちゃんの「心の森の探検ツアー」に、私達もちょっとだけ参加した気分になりますよ ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「うらない」は、おしゃべり本の中では「物を作るということ」と同じぐらいに印象深い本でした。
ミラさんがうまく夏生さんの心の中を引き出していましたね。同時にそれは夏生さんがミラさんにお話したかったことだと思います。 この夏生さんとミラさんとの呼吸がぴったりでした。そこに「エイジくん」登場(笑)楽しく読めました。。。。 (November 27, 2006 08:46:17 PM)
夕螺さん、こんにちは。
「うらない」と「物を作るということ」は、銀色夏生という作家・詩人の「ある面」を照らし出したという点で、興味深い本だと思います。もちろん、この2冊で銀ちゃんの内面の全てが分かるわけではないですが、つれづれや詩では、伺えなかった銀ちゃんの「一面」が良く分かったと思います。 で、エイジくんの占い、面白かったですね。本人も驚きつつ納得しているようなので、占ってもらってよかったですね(^-^) 実は、昔タロット占いをやっていたことがあるんですよ。(今は、全然やっていませんが)そして、霊感もある方なので、この「うらない」をちょっと懐かしく、ふむふむと読んだ次第です。 (November 27, 2006 09:47:34 PM)
うっふふふ。(^^)
かんちゃんに似ているという写真を、再度見てみましたよ。 確かに、言われてみればそうですね。 スッピンのせいかな? ミラさんですが、かなりクダけた方のようですね。 銀色さんて、トゥトゥさんといい、あんな感じの人が好きなのかな。 それも、私にとって一つの新発見でした。 (November 28, 2006 12:48:40 AM)
うわっ!
うささんも「霊媒体質」?(笑) 朝のワイドショーで必ずある占いに、どんよりする日もある僕です。まぁ、今日のラッキーアイテム(色?)などは身に付けませんが(笑)でも、占いというのは気になってしまうものです。 でも、本当の占いというのはこういうものだけではなくて、もっと人の心に触れるものなのですね♪ (November 28, 2006 08:41:04 AM)
yumyumさん、こんにちは。
おっしゃる通り、スッピンのところが似ているって思えるのかもしれませんね。かんちゃんとは、たぶん性格も似ているから、お互いに反発してしまうのでしょうね。 銀ちゃんって、どちらかと言うと「男っぽいちゃぁ、男っぽい(^-^)」ようなさっぱりとした気性の持ち主のように思えるので、意外とざっくばらんなタイプの人と気が合うのかもですね。 (November 28, 2006 10:45:03 AM)
夕螺さん、こんにちは。
ふふっ。エイジくんのような「霊媒体質」とまでは行かないですが、旅先で嫌な感じのするところには、近づかないようにしています。 私の場合は超楽天的なので、雑誌の占いでは、良いところだけ覚えておいて、悪いのはすぐに忘れてしまうんですよ。気にしてもしょうがないのですからね。これが、コツです(^-^)/ (November 28, 2006 10:49:26 AM)
夕螺さん、こんにちは。
情報、ありがとうございます!(^O^)/ 新潮文庫ですね。それにしても、発売予定日が2007/01/01とは、正にお年玉!近況Q&Aも楽しみですねo(^-^)o (December 4, 2006 11:21:10 AM)
一説によると12月22日発売ともありますので、一応買いに行ってみます!!
毎月、月初めは角川、幻灯舎そして一応新潮社のページをのぞくことにしています。この「一応」というのが今回正解でした。新潮文庫は、「ひょうたんから空」(2002年7月)以来です!! (December 4, 2006 06:13:07 PM)
夕螺さん、こんにちは。
久々の新潮社からの発売ですね。まだ、表紙が決まっていないのが気になるので、ちょくちょく新潮文庫のサイトをチェックすることにします! (December 4, 2006 10:11:10 PM)
ありがとうございます。詳しく書かれてて。。(*^_^*)
つれづれからはあまり銀色さんの本を 購入する機会が無かったのですが すごい興味を持ちました! 買ってみようと思います。(*^_^*) (January 18, 2007 10:57:31 AM)
よっこさん、こんにちは。
うささん通信にようこそ! つれづれファンとしては、つれづれシリーズが終わってしまって、悲しいですよね。でも、去年一年間で、銀ちゃんは7冊の本を出しているんですよ。そこで少しは近況が分かるので、ぜひ読んでみてください(^-^) では、今後ともよろしくお願いいたします♪(^-^*)/ (January 18, 2007 11:18:25 AM) |