「そして、バトンは渡された」読了
お世話になります。みなさま、いかがお過ごしでしょうか私は元気です。先日、書店によりまして何冊か本を買いました。その中の一冊が、文庫版「そして、バトンは渡された」です。そして、バトンは渡された (文春文庫) [ 瀬尾 まいこ ]価格:814円(税込、送料無料) (2021/10/6時点)本屋大賞を取っているみたいでして、最初に書店で見たときに、手に取るところまでで、購入には至らなかったのです。とにかく、タイトルが気になりましたね、装丁もいい。ホントにタイトル大事。ただ私が買った文庫版はこの装丁じゃない、ハードカバーと同じやつです。今回リンクを張った装丁だったら買わんかったと思う。といいますが、ふとテレビを見ると、たまたま映画化のCMを見ましてこれは気になる。ということで、読んでみるかと衝動買いです。読んでみるとスムーズに読めましたね。主要人物がほぼ善人という感じで読みやすかった。何点か、あれっと思ったところがありました。ここからは内容に触れています。難癖ではないです、単純な違和感ですが、友人が告白代行のようなものを頼むところがちょっと入ってこなかったですね。実際、おっさんなんで女子高生の心理描写をくみ取れないのはやむを得ない部分もあるのでしょうが、そう言う依頼する? ちょっとよくわからんわ という感じでした。あと途中、あれっ、ピアノの彼、意外と簡単に退場したな、と思ったくらいです。それから読んでいて章立てされている割に1章長いなあと思いました。2章へ向けての全部振りになっているって感じですかね。多様化する社会の中で、いろんな家族のスタイルがあってそれがすべて善人によって構成されていれば最終的に幸せな世界になるのかなあと、ただあくまでも最終的にであってその決断の最中の心中は決して楽なものではないよなあと。また、こういうものにこういうことを言うのは野暮なんですが、そこはあくまでも新たなスタート地点でしかない。新たなスタートはたいてい希望に満ちているが、ってこれは言わんでいいことですね。だいたい、これが頭にあるのでよき方向に進めばいいねと祈るばかりです。と、読み終わってこれは映画化向いてるわと思いましたね。で、今キャストを調べましたが、こんなんあるかよ。相変わらずリアリティがねえ、商売なので仕方ないとはいえどこの世界の話だよって感じました。自分の中でできてた世界よりキャストがキラキラしすぎてて違和感がすごい。ごめんなさい、あくまでも私のお気持ちです。うん、地上波初放送でいいかな。ということで、現場からは以上です。