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カテゴリ:ハノイ旅行
☆江戸・深川。木戸番の笑兵衛とその妻、お捨は、人にいえない苦労の末に深川に流れてきたと噂されている。無口だが頼りがいのある笑兵衛と、ふっくらとした優しさで人々を包み込むお捨のもとには、困難な人生に苦しむ人々が日々、訪れる。悲しみや愁いを抱えた人たちの背中をそっと押す二人。生きてゆくことにささやかだが確かな希望の灯をともす、八篇を収録。今年3月に逝去した著者による、このシリーズ最後の1冊。☆
「深川澪通り木戸番小屋」という人情時代小説のシリーズ最終巻です。新聞の書評を見て読んだのですが、とても人情が心にしみる短編集でした。江戸時代の人たちは朝から晩まで良く働く。それで食べるのが精いっぱい。週一回の休日さえない時代、こんなにも日本は貧しかったのだなと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.12.11 14:54:06
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