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カテゴリ:舞台
文楽初春公演昼の部に行ってきました。 初春公演らしく、入口にはお正月のお花。 舞台の上には「にらみ鯛」 「二人禿(ににんかむろ)」 禿とは、遊郭で花魁に仕えている少女。二人の少女がお正月らしい舞を舞います。 「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき) 九郎助住家の段」斉藤実盛は、「平家物語」で、白髪を黒く染めて若作りして出陣し討死するのですが、どうしてそんなことをしたのか?を創作した作品。 「傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく) 新口村の段」 傾城梅川のために大金を横領した忠兵衛、二人で故郷の新口村に逃げてくるのだが・・・という物語。 文楽や歌舞伎の演目というのは、忠臣蔵にしろ源平ものにしろ、良く知られた史実をもとにして、そこに出てくる人々やその家族はそのときどうだったのだろう?という疑問を元に創作されてるようです。「実は過去にこういういきさつがあって、こうなったのだ」という話がたくさんあります。上演されるのは、全体のうちの一場面ということが多いので初めてではちょっとわかりにくいですが、やがて積み重ねでだんだんわかってくるもんなのです。 でも本当は、「通し」で最初から最後まで見たほうがよくわかると思います。一昨年の「仮名手本忠臣蔵」を通しで見たときは、なるほどこういう物語だったのか!と思いました。あれは良かった。しかし長い。。 ところで、歌舞伎でも文楽でも、太鼓で波や雪を表現するのですが、あの音が好きです。 特に 「雪の降る音」というのは、日本人にしかない感じ方ではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.01.10 16:34:50
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