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カテゴリ:プラハ旅行
☆<悲恋>と<自刃>に立ち会ってきた本多には、もはや若き力も無垢の情熱も残されてはいなかった。彼はタイで、自分は日本人の生れ変りだ、自分の本当の故郷は日本だと訴える幼い姫に出会った・・・・。認識の不毛に疲れた男と、純粋な肉体としての女との間に架けられた壮麗な猥雑の世界への橋 神秘思想とエロティシズムの迷宮で世の源泉を大胆に探る「豊饒の海」第三巻。☆
仏教思想やインド哲学などがちりばめられてすごく難しくて読みにくい一方で、戦後になり大金持ちになって50代も終わりになった本多が妙な性癖に走ってしまって、なにこれ!と驚く。清顕・勲の生れ変りである美しいタイの姫を崇拝しているのだが、幼女の頃は良かったのに、大人になるとこちらには全く威力的に感じられないのはなぜだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.08.20 14:36:43
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