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カテゴリ:プラハ旅行
☆ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ。☆
これは6編の連作短編集ということになるのでしょうけど、ちゃんと各短編つながりがあり、最後はきっちり終わっているので、ひとつの長編小説といってもいいのではないでしょうか。いつもながら会話がおしゃれで、あちこちに秘かにつながりがあり、きちんとした小説なのに知的なゲームみたいに面白い。残念ながら「斎藤和義」という人の曲はまったく知らないので、そちらに詳しい人はもっと楽しめるでしょう。 通帳記入の話は、良く思いついたなあと感心しました。それと、もめごとの仲裁にはいるときに有効なセリフがすごくよかったです。使ってみたいけどできそうにないので、だれかやってみて! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.05.27 12:55:47
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