えー、徹夜続き。
「クローズ」の看板をかけて事務所を閉めて作業をしていました。それなのにドアノックする奴が着ました。ちっ。
チェックしてみると茶髪ロンゲのにぃさんが立っています。見た感じなにかの売り込みでしょう。徹夜明けで疲れているところに疲れるようなことはしたくありませんでしたが、ネタになるかもと思って出てみることに。
にいさん:「こんにちは!NTTの方からやってきました○○と言います」
手帳に取り付けた透明ケースに入れた名刺を警察官のように見せながら、と苛つくぐらいさわやかに言い放ってくれます。
にいさん:「お休みの所でしたか?すみません。今NTTでは電話線の地中化を推進しておりまして、今回私が御社の電話線のチェックにやって参りました」
はぁ? 閉店案内看板だしているし、ドア開かないしそれでいてわざわざ切り込んで来たんでしょ。それにチェックってなによ。
にいさん:「私の方で回線のチェックをさせていただいて、後日その結果をお知らせしようと思っています」
はぁ? にぃさん何がしたいの? うちはISDNとBフレッツ入れているからこれ以上なにを増やせってのよ。
にいさん:「今NTTでは地中にブロードバンド線をいれていまして、今後そちらにかわって行くんです」
「ってゆうか、よくわからないんだけど、ブロードバンド線ってなによ?」
にいさん:「ブロードバンド線ってゆうのは、大容量のデータを送ること・・・」
「いやいや、んなことはわかっているの。あなたの言いたいブロードバンド線ってどういう種類のこと?」イライラ
にいさん:「いや、ですからこれからの時代はブロードバンド線が通信技術の重要な拠点となって従来の線に取って代わってくるんですよ」
「つーかね。ぜんぜん言っていることがわかんないんだけどさ。要するに君は光ファイバーを売り込みたい訳?」イライライライラ
にいさん:「いやー、お詳しいですねぇ。NTTは直接お客様の所へお知らせすることは控えておりますので私がですね・・・」
とここまで来てイライラも頂点に来たし飽きたので、彼の言葉を遮って言いました。
「既に光は引き込んでいるし、NTTと直接取引しているから君の出る幕は無いよ。それにNTTの方からってうやむやな言い方な営業は効果ないよ。だいたい地中の光ファイバーがどうのこうのいっているけどさ、じゃそれがここまで来ていると思う?それ以前に電柱のどれが光ファイバー線かわかっている?知らないんでしょ?わかっていれば外の電柱から光ファイバー線がこの事務所には引き込まれているってことがわかるんじゃない?もう少し会社のマニュアルだけじゃなくて勉強しないと営業できないよ。がんばってね。おひきとりください」
と、ぐうの音が出ないように畳み掛けちゃいました。
もう少しましな営業さんなら楽しめるのですがねぇ。
ってゆーか、「NTTの方面から来まして」、「今ブロードバンド線にどんどんかわっていまして」なんてごまかしな言い方すんなよ。
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