えー、昨日と本日は広告写真三昧でした。
プライベートで写真を撮るということは、自分の好きな被写体に自分の思想を思うがままぶつければ良いのです。そのため撮りたくなったら撮れば良く、撮りたくなければ撮らなければ良いのです。
お仕事写真の中でも中心になっているのは、お客様が欲しいと思っているカタチを探し出して、そこを自分の感性で切り撮ります。時間とお客様の感情との戦いでもあります。
で、広告写真。ちょっと特殊ですね。大抵の場合目的とおよその完成予想ができていて、複数名で最終地点に向けて感性をぶつけ合いながら創り上げていきます。そう、前述2点はほぼ写真家個人が全面に出る作品に対して、個を出しつつ押さえつつ協議しつつ完成させるという集団制作であります。
前回の同クライアントの仕事の時の若手クリエーターさんと一緒の仕事かと思ったら、今回はその上司らしき人物が2人も同席しちゃったんですよ。どういう事が勃発するかというと、船頭さんが3名で意見がまとまり難い状態、ってなことです。もっとも今回の方がより大きい予算の仕事であったとこと、入稿までの時間が全くなく(ってスケジュール管理もおかしいけどさ)て即断即決が必須だったことと、ご一緒したお2人の思惑として若手クリエーターさんの育成みたいな意味合い、などがあったと思われます。
要するに僕はやり難かったってこと
まぁ、ごちゃごちゃ書くつもりは無いので、その若手クリエーターさんには今後もがんばってもらうことをお祈りしております。
そして、今回嬉しかったこと。
広告の仕事については前述の通り集団制作でありますが、最終的にシャッターを切る責任は写真家にあり、クリエーターやデザイナーが創造してきたイメージを2倍3倍にする感性が必要だと思っています。そして僕の信条として、彼ら彼女らのイメージはひととおり撮影しておいてから、自分感性的アレンジも短い時間で撮るように心がけています。
撮影終了後にパソコンで写真をチェックしながら、
「あら!このカットの方がいいじゃない!」
とカンプに無い僕のさらっと撮影したイメージカットを、全クリエーターさん方に何点か感嘆して採用いただけたんですよ!
写真家としてこれまた嬉しいお言葉をいただきました。
ということで、プチ自慢です♪