339345 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

語りと筆しごと~書家香玉のうずまき帖

語りと筆しごと~書家香玉のうずまき帖

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

バックナンバー

2024年10月
2024年09月
2024年08月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

フリーページ

2005年04月12日
XML
カテゴリ:育児の記録
いよいよ息子が幼稚園に通い始めた。
記念すべき初日、息子を送り出した後の我が家は
どことなくがらんとしていて、向かいのマンション工事の
音が小さく響いてくるだけで、信じられないくらい
静かである。
不思議とさびしくも不安でもない。
かといって、のんびり寛いでいるというわけでもない。
ただただ気分が高揚しているのである。
とても嬉しくて、誇らしくて、ワクワクしているのである。
こんな気持ちは久しぶりだ。
思えば、旅立ちの春はいろいろ経験した。
卒業や一人暮らしやキャンパスライフや就職。
慣れ親しんだ人や風景が一変し、新しい世界へ飛び込む時
言いようのない緊張感に包まれた。
緊張感。心地よいものである。
未知のものに出会う時、ちょっと怖いけれど
気持ちを奮い立たせて、そこに向かう。
時間がたつにつれ、未知のものだったものが
親しきものに見えてくる。
だんだんと、そこが自分の居場所として
しっくりくるようになるものだ。
緊張感はじょじょに薄れていく。
初心忘れるべからずというけれど、なかなか難しい。
初心は、初心だからこその感動である。
後から思い出そうとしても、なかなか取り戻せない。
なので、こうして書き記しておく。
その時、どう感じたか。

3年前、頼りない赤ん坊だった息子が
自分の足で歩いて、笑顔で手を振って
かばんをしょって、出かけていった。
それだけで、もう、喜ばしくてならない。

選んだ幼稚園は、園バスがないのが
うちの最大の特徴ですと平気で主張する
古いお寺の幼稚園。足腰の強い子供を作る
という理念のもと、毎朝、指定の場所に
園児たちを集合させ、先生たちが手分けして
引率し、歩いて登園させるのである。
徒歩30分は平気でかかる。
時代遅れの、この主張が妙に気になり
仲良しの友達もいることだし、思い切って
ここにした。
しかも、その集合場所まで、うちからは
さらに徒歩30分はかかるので
自転車を買った。
後ろに子供乗せシートを固定し、息子と
朝からサイクリングまで楽しめる。
私もいいダイエットになりそうだ。

そんなこんなで、初日はとにかく始動。
心地よい緊張感のもと、いつもより
2時間も早起きをし、遅刻もせず
すべて順調な滑りだしだった。

まずはめでたいことである。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年04月12日 13時42分25秒
[育児の記録] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X