語りと筆しごと～書家香玉のうずまき帖

２０年前！の流行歌はすぐに思い出せても
最近の歌はちっとも覚えられない７２年生まれ。主婦。

しかし２０年前ってあらためて表記してびっくり。
８０年代のアイドル、Ｊポップ、バンドブームの時代って
そんなに昔のことだったの？

翻って今、オレンジレンジくらいは知ってるけども
出てくるサイクルが早すぎて、文字も記号みたいなのが多くて
とにかく歌い手の名前がさっぱりわからない。

とはいえ、基本的には音楽慣れした耳であるゆえ
中高年演歌好き世代が、最近の歌にはついていけないというのとは
ちょっと違って（明らかに違うと主張したい）
歌は聴ける。リズムにも乗れる。好みは別として
とりあえず、何について歌ってるのか（邦楽の場合ね）
ちゃんと歌詞も聞こえてくる。

洗い物しながら、テレビから流れてくる歌に
あ、こんな感じ好き！いい声してる！と反応することも
たまにあるのだが、さて誰が歌ってる何という歌なのかが
わからないし、もちろんカラオケに行っても探し当てられない。
最近はめったにカラオケなんて行かないけども
行ったとしても、結局は、渡辺美里やプリプリや
ちょっと雰囲気かえて、中島みゆきや大黒まきなどを
熱唱してしまうのが関の山である。

前置きが長くなったが
そんな私が、数年前にカーラジオから流れてきた歌に
思わず聴き入り、運転しながらも急いでメモを取り
タワーレコードで検索して取り寄せた、唯一の
最近の若者系CDがHY（エイチワイと素直に読む）という
グループの一枚。

２０００年に沖縄からデビューしたインディーズバンドで
弱冠２１歳の若者たちが紡ぎ出す世界。
きょう、家事をしながら、久しぶりに大音響でかけてみる。

なんだか元気がでる。２１歳に背中を押されている気がする。
歌詞がまたすばらしく可愛くてストレートでいい。

★見つけたいよう
　太陽のひかり浴びたいよう
　ずっとこのままでいたいよう
　ギュッと握りしめた拳を愛を


私はどうもラップが好きである。
独特のリズムに言葉がうまく絡まって
じわじわと心に届いてくる感じ。
まっすぐに言葉にしない照れ隠し。
寄り道だらけの言葉遊び。

やっぱり音楽のある生活はいいな。