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語りと筆しごと~書家香玉のうずまき帖

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2005年12月17日
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きょうの福岡は、極寒。
なんと北海道よりも気温が低い。阿蘇の最低気温は
マイナス10度だというから、まったくどうなってるの?
なかなか気合が入らず夕方まで息子と二人
パジャマ姿でダラダラとすごしたが、午後6時開演の
お芝居を目指して、支度開始。
外は吹雪であった。震えながら会場までたどりつく。

縁あって、「ぽっとぽっけ」という福岡発の児童劇団の
2005年公演に招待していただいた。
こどもたちばかりの劇を見るのは初めてだし
原作は、以前、一緒にお仕事をさせていただいたことがある
松石泉さんだし、興味津々である。
歌や踊りが大好きで、映画から劇団四季のミュージカルまで
ひととおり楽しむことができるようになった3歳の息子と
今回も一緒に見るつもりで、やってきた。
演目は「ぺったりゆうれい」

イマドキの子供たちの前に、戦時中に亡くなった子供たちが
ゆうれいとなって現れ、互いの思いをぶつけあいながら
心を通わせていく不思議なお話である。

塾通いで、勉強ばかりを強いられるイマドキの子供たちの不満。
軍需工場で働き、もっと勉強したかったのにと嘆くゆうれいたち。

3歳に説明するには、なかなか難しい内容ではあったが
セットもその都度変わり、歌やダンスが入るミュージカル仕立て
になっていて、とても見ごたえがあった。
1時間45分。息子も最後まで飽きずに舞台を見つめた。

子供たちの表情が実によくて、輝いていて
演技もとっても上手で、びっくりした。
歌も戦後の懐メロから軍歌まで、いい雰囲気で歌いこなし
ダンスもタップも見事だった。ここまで作り上げるのは
相当な稽古が必要だろう。
指導者にも頭が下がる。

福岡にこんな素敵な児童劇団があったなんて!
うれしくなる。
終演後、出口に全員が連なって、観客ひとりひとりに
お礼を言いながら、見送ってくれたが
笑顔が本当に爽やかで気持ちがよかった。

実は息子も劇団に入れたいなぁと思ったことがある。
まずはこんなふうに心の底から達成感を味わって
爽やかな挨拶ができる子供になれるなら
それだけでスバラシイ。

寒い寒い土曜日に、心がぽっと温かくなる
いい時間をすごさせてもらった。









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最終更新日  2013年10月25日 11時53分58秒
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