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テーマ:暮らしを楽しむ(384511)
カテゴリ:ひとりごと・・・
![]() 私は夕方にイザナギノミコト様とイザナミノミコト様をお祀りしている神社に行き、茅ノ輪をくぐってきました。 半年の罪穢れを祓う「茅ノ輪くぐり」。 その「茅ノ輪にまつわる逸話」について印刷されたものを頂きました。 神代の昔、「武塔(ぶとう)神」(=スサノオノミコト)が、南海の方にお出かけしたとき、一夜の宿を「蘇民将来(そみんしょうらい)」と「巨且将来(こたんしょうらい)」という兄弟に求められました。 弟の巨且将来は裕福であるにもかかわらず、それを拒みましたが、兄は貧しいながらも、粟がらの座を造ったり、粟飯を出すなりして、精一杯のおもてなしをしました。 それから年月が経ち、武塔神は再び蘇民将来の家を訪れ、「もし天下に悪疫が流行したら、“ちがや”で輪を作り、これを腰に着けてゐれば災ひを免れるであらう」と教えました。 間もなく、天下に悪疫が流行し、人々は次々に病に倒れ、亡くなった人は数知れないほどでありましたが、蘇民将来の家のみは何事もなく無事であったと言われてゐます。 これ以来、人々は悪疫の流行る時には、「蘇民将来の子孫」と言って、茅輪を家に掛けると災難を免れることができると言い伝えられています。 最初は「茅の輪」も腰につける程度の小さいものでしたが、時代を経るにつれて大きくなり、今では鳥居などに取り付けるようになりました。 昔から行われている行事には、それぞれ“逸話”や“由来”があります。 そういった“逸話”を知ることは、自分たちの“文化”を継承していく上で、とっても大切だなぁ~・・・と思います。 また、こういった“逸話”には、「人はどう生きるべきか・・・」「生きていく上で何が大切か・・・」・・・と言ったことを知ることができます。 恥ずかしながら・・・私は、「大祓い」という行事?を知ったのは、つい数年前でした。 日本人でありながら・・・恥ずかしい!! こういった、日本らしい行事などの由来、逸話などを、学校などの国語の教科書などで取り上げるといいのでは・・・?と感じます。 半世紀近く生きていますが・・・きっとまだまだ私の知らない「日本の行事」やその「由来」がた~くさんあるはず・・・。 「由来」や「逸話」には、日本人としての大切な魂がこもっている。 そんなことをもっと知りたいなぁ~・・・と思います。 最近、文化財への“落書き”が話題?になっていますが、文化遺産は私たちの心、魂の遺産・・・。 古くから、私たち人類の心の糧となってきた建物や自然、伝承されてきた逸話、歌、踊り、儀式などは、大切に守って生きたいものです。 今年も半年が過ぎました。 夏至もすぎ、少しずつ昼間の時間が短くなっていく時期・・。 新たな気持ちで、これからの半年を過ごして生きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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