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カテゴリ:われらの日用の糧
のぶちんさんのおかげで、ばななの煮物のことを思い出しました。
それで、じつはお正月用の煮物をつくったとき、もう一つ、新しいものをためしたんですよ。パースニップ(parsnip)。日本にあまりないでしょう? パースニップは、人参の仲間なんだそうです。でももっと白っぽくて、高麗人参みたいな色です。アメリカに来てからスーパーでよくみかけるのですが、初めて買ってみました。Wikipediaによると、ユーラシアの原産、新大陸からジャガイモが伝わるまでは現在のジャガイモにかわる食物だったそうです。現在のアメリカでの一般的な調理法は、きざんでスープに入れる、またはオーブンで焼くらしいです。これをですね、私は煮物にいれてみました。なんだか牛蒡にみかけが似てたから。 まず皮をむくと、いきなりピーンとした、檜のおふろの香り。料理しながら温泉宿に行った気分が楽しめてよかったです。あまりに強烈な香りなので、怖じ気づきましたが、せっかく買ったものなので調理。少し水にさらしてから、他のものとは別に単独で、だしで煮て、そのままさましました。この状態までもっていくと、香りはマイルドになり、人参のもっときつい香り、牛蒡の少しマイルドになった香り、という感じでした。おかげで檜、牛蒡、人参のかおりには共通点があるのだなぁということがわかりました。食感は、やわらか牛蒡、ちょっとすじ張ってでんぷん質の多い人参、といったところ。 いやぁ、新しい野菜を試すのはおもしろいですね。得体の知れない動物性タンパク質はちょっと怖いけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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